「あとはやり切るだけ」横綱・豊昇龍が夏場所へ闘志 先場所負傷の右肘は「問題ない」

2025年5月8日(木)6時20分 スポーツ報知

時津風一門の連合稽古で、相撲を取る豊昇龍(左)

 大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けた時津風一門の連合稽古が7日、両国国技館の相撲教習所で行われた。一門外から横綱・豊昇龍(25)=立浪=が参加し、同じ相手と相撲を取る三番稽古で19番取って13勝6敗。「流れはいい感じ」とまずまずの仕上がりを示した。

 関脇・大栄翔には3戦全勝だったが、幕内・若元春には得意の左差しを許し、小結・若隆景の低い攻めにも押し込まれ気味と苦戦した。ただ、闘志に火が付いたのか、初日に対戦が予想される若隆景に5連勝で締めくくり、「立ち合いを意識した。まずまず。あとは本場所でやり切るだけ」と、厳しい表情で振り返った。

 新横綱だった先場所は右肘や首の負傷により途中休場したが、2日の横綱審議委員会による稽古総見では22番取るなど精力的に取り組んできた。前日は参加予定だった境川部屋への出稽古を右肘治療のため欠席。この日もテーピングが施されたが「少し痛かっただけで、場所には問題ない」と、現在の状態を説明した。

 夏場所で綱取りに挑む大関・大の里については「それは本人の問題」と一言。横綱としての初優勝へ向けては「もちろん。全力士の目標は優勝だから」と意気込んだ。(大西 健太)

スポーツ報知

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