横綱・豊昇龍 右肘「問題ない」 上位陣相手に13勝6敗「あとは本場所でやり切るだけ」…11日・夏場所初日
2025年5月7日(水)12時8分 スポーツ報知
一門外から参加した豊昇龍(中央)(カメラ・大西健太)
大相撲夏場所(11日初日、東京・両国国技館)に向けた時津風一門の連合稽古が7日、両国国技館の相撲教習所で行われた。
一門外から横綱・豊昇龍(立浪)が参加し、同じ相手と相撲を取る三番稽古で、計19番で13勝6敗だった。関脇・大栄翔(追手風)に3番で全勝。続く幕内・若元春(荒汐)には、得意の左差しを許すなど苦戦して3勝2敗。小結・若隆景(荒汐)の低い攻めにも苦しみ、2勝4敗と星が伸び悩んだ。それでも終盤は5連勝と復調。相手よりも低くするどい立ち合いから、一気に押し出す力強い相撲を見せた。「立ち合いを意識した。まずまずだった。あとは本場所でやり切るだけ」と振り返った。
新横綱だった先場所は右膝や首の負傷により途中休場。前日は参加予定だった境川部屋への出稽古を右肘の治療のために欠席していた。この日はテーピングなどでガチガチに固めた右肘が目立ったが、「体の動きは悪くない。少し痛かっただけで、場所には問題ない」と、現在の状態を説明した。
夏場所で綱取りに挑む大関・大の里(二所ノ関)の壁になる活躍も期待されるが「それは本人の問題。しっかり頑張ります」。横綱として初めての優勝へ向けては「もちろん。全力士の目標は優勝だから」と意気込んだ。