【大学野球】7季連続V狙う大商大 マネジャーのイチオシ選手は?
2025年4月12日(土)6時0分 スポーツニッポン
関西六大学野球連盟の大商大野球部に今春、新しいマネジャーが加わった。三根楓菜さん(1年=阪南大高)だ。先輩マネジャーに交じって、2月上旬から奈良県内の関屋グラウンドで精力的に練習のサポートを行っている。
夏の選手権大会で2度、春の選抜大会で5度の甲子園出場を誇る名門、阪南大高で野球部マネジャーを務めた三根さん。高校生活最後となった昨夏の大阪大会は初戦の2回戦で高石に4—6で敗れた。マネジャー業務にやりがいを感じた一方で、心の底からこみ上げてきた感情は「やるからには勝ちたい」という強い気持ち。系列の大学ではなく、AO入試を経て大商大の公共学部に進む道を選んだ。
昨年9月に大商大の練習を見学。いくつか見学した他の大学とは比較にならないくらいの熱量を感じたという。「富山監督の熱意と選手の頑張りは、どこの大学よりも強いと感じました。ここで、本気で日本一を目指したいと思って大商大への進学を選びました。高校より大学の方が自由度は高くなると思うのですが、監督さんがグラウンドにいてもいなくても先輩方は練習に対する一人一人の意識が高いと感じます」。一心不乱に練習に打ち込む先輩の姿を間近で見ると、自然と気持ちも引き締まる。
大学選手権では1975年と76年に、明治神宮大会では82年に準優勝を誇る西の強豪。今春のリーグ戦では連盟記録を更新する7季連続優勝を目指し、部員は厳しい練習を積んでいる。三根さんのイチオシ選手は、同じく今春入学した広島・広陵高出身の左腕・山口大樹投手だ。「甲子園での活躍や頑張り、取り組む姿勢を見て野球に対する思いの強さを感じました。投げている時の迫力もすごい」。選手を後方から支えるマネジャーも部には欠かせない大きな戦力だ。
【大商大マネジャーのイチオシ選手】
▼重澤すみれさん(4年=松山商)
<イチオシ選手>鈴木豪太投手(4年=東海大静岡翔洋)
「気持ちと技術の両面で最も成長を感じ取れる選手です。下級生の時からチームを引っ張っている姿も印象的です。優しくて、投手キャプテンとして面倒見もいい選手です」
▼杉田綾花さん(3年=広陵)
<イチオシ選手>蜷川大捕手(4年=広陵)
「高校の時から決断力のある方で、先輩後輩に関係なくズバッと発言ができるリーダーシップを備えた選手です。今シーズンは一番にチームの事を考えて行動されています」
▼山下葵さん(3年=倉吉東)
<イチオシ選手>春山陽登外野手(3年=敦賀気比)
「野球に取り組む姿勢、野球道具を大切にするところがすばらしいと思います。プレー面では守備範囲も広くなり、ここ一番を託せる打者。同級生からも慕われる存在です」