サウサンプトン加入の高岡伶颯、渡英へ抱負「プレミアに上げることも目標」 現地ではホームステイ
2025年4月13日(日)23時19分 スポーツニッポン
サッカーでイングランド・プレミアリーグのサウサンプトンに加入するFW高岡伶颯(れんと、18)が13日、渡英前に羽田空港で取材に応じ、意気込みを語った。
「FWなので決定力を見せていきたい。自分の強みを出す」と力を込めた。
驚異的なスピードと決定力を誇るストライカー。今後は現地でメディカルチェックや正式契約を経てセカンドチームのU—21に合流し、トップチームでのプレーを目指す。チームは来季2部降格が決まっており「プレミアに上げる(昇格させる)ことも一つの目標」と言う。
サウサンプトンには日本代表DF菅原由勢(24)、トルコ1部ギョズテペへ期限付き移籍しているMF松木玖生(21)も所属。偉大な先輩たちを追って海を渡り「菅原選手や松木選手がいるのは誇らしい。超えられる選手になるために精進したい」と語る。
現地の生活はクラブが契約しているホストファミリーの家でホームステイする。昨年11月から英語の勉強にも励んでおり「コミュニケーションすることで日頃のストレスがなくなる」と英会話も楽しみにしている。
28年ロサンゼルス五輪世代の一員として、2月のU—20アジア杯中国大会では1次リーグ第2戦シリア戦で同点弾を放つなど、今秋のU—20W杯チリ大会出場権獲得に貢献。その後は故郷の宮崎で個人契約するトレーナーとともに自主トレを重ね、先月に日章学園を卒業した。実戦から遠ざかっており「サッカーがしたすぎて、やばい。試合がしたくてたまらない」と、ちゃめっ気たっぷりに笑う。
「試合に出たら決められるだけゴールを決めたい。A代表を目指して頑張りたい」と青写真を描く18歳。強い覚悟を胸に出発ゲートへ向かった。
◇高岡 伶颯(たかおか・れんと) 2007年(平19)3月12日生まれ、宮崎県三股町出身の18歳。三股町立三股中—日章学園。昨年はJ3宮崎の特別指定選手。今春からサウサンプトン入り。23年にU—17日本代表初選出されると、同年のU—17アジア杯優勝、U—17W杯では16強入りに貢献。2月のU—20アジア杯ではU—20W杯出場権獲得に貢献した。1メートル65、62キロ。