フレンキー・デ・ヨングがバルセロナとの契約延長に近づく
2025年4月14日(月)12時30分 FOOTBALL TRIBE

ラ・リーガのバルセロナに所属するオランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングが、バルセロナとの契約延長に向けて大詰めを迎えているようだ。スペイン紙『SPORT』によれば、デ・ヨングには2029年半ばまでの新たな契約が提示されており、本人も引き続きカタルーニャでのプレーを強く望んでいるとのこと。
4月10日のUEFAチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝ファーストレグのボルシア・ドルトムント戦(4-0)では、キャプテンマークを巻いたデ・ヨング。足首の怪我に悩まされユーロ2024を欠場したことで苦しんだが、現在はトップフォームを取り戻している。
自身は以前『Voetbal International』誌に対し「キャリアの岐路に立っている。まずはピッチに復帰し、クラブの考えを確認してから、家族や代理人のアリ・デュルスン氏と話し合って、自分がどうしたいかを決めたい」と話していた。
バルセロナから提示された新契約では、年俸は現在と同じ1,900万ユーロ(約30億6,920万円)が維持される見通しだが、その一部は出場試合数やパフォーマンスに応じた条件付き報酬のようだ。契約期間中にこれらの条件をすべて満たした場合、4年間で最大7,600万ユーロ(約122億5,170万円)が本人の口座に振り込まれる計算だ。
ただしこれは昇給ではなく、実質的に現在の待遇をベースにした内容である。バルセロナ側はこの契約を通じて、引き続き主力としてデ・ヨングを中長期的に戦力として組み込む方針を示している。
すでにデ・ヨングは代理人に対し、他クラブからのオファーには応じないよう指示しており、移籍については考えていないとされる。実際、彼には過去にも他のビッグクラブからの関心が寄せられてきたが、本人は一貫してカタルーニャでのプレー継続を望んできた。
また、オランダ代表のロナルド・クーマン監督も10日に現地メディアに対し「彼は常に残留を希望している」と語っており、「フィジカルも完全に戻り、トップフォームを維持している。ユーロを欠場したことで苦しんだが、今は万全だ」と評価している。CLドルトムント戦での姿についても、「クラブ内での信頼の高さを物語っている」と述べており、デ・ヨングはクラブと代表の両方から大きな期待を受けている。