球速が著しく低下も…スライダー多投「修正できたことは期待できる」と評価 佐々木朗希は「新たな局面で学び成長し続ける」
2025年4月20日(日)16時30分 ココカラネクスト

メジャー初勝利はならなかったものの、佐々木朗希の修正能力をド軍メディアが評価した(C)Getty Images
ドジャースの佐々木朗希が現地時間4月19日(日本時間20日)、敵地でのレンジャーズ戦で今季5度目の先発登板で、6回78球4奪三振2失点で降板した。
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メジャー初勝利の権利を得ていた佐々木だったが、9回にリリーフのカービー・イエーツが無死二塁からアドリス・ガルシアに逆転サヨナラ2ランを浴びてしまい、チームは3−4でサヨナラ負け。佐々木のメジャー初勝利は目前でお預けとなった。
ドジャース専門メディア『Dodgers Nation』は、佐々木の球速が著しく低下したことについて報じた。米メディア『The Athletic』のファビアン・アルダヤ記者の報道に触れ、「ササキは1イニング目の球速が落ちたことに驚いたと語った」と記している。
同記者は「普段とは違う92〜93マイル(約148〜150キロ)の球速は、投球動作のせいだと思われる。試合が進むにつれて修正できたと語った」と綴っている。
同メディアは「ササキ試合を通して速球の平均球速が94.7マイル(152.4キロ)、最高球速は96.9マイル(約156キロ)を記録した。ちなみに、その前の試合ではフォーシームの平均球速が96.4マイル(約155キロ)、最高球速は98マイル(約158キロ)だった」と振り返った。
その上で「試合序盤に問題があると感じただけでなく、それを修正できたことは期待できる」と評価した。
記事では「ササキの速球は、日本での前シーズンに低下していた。ササキはなぜそのようなことが起こったのかの概略だけでなく、2度と同じことが起こらないようにするためのプランを球団に求めた」とし、「このことは、彼の偉大さだけでなく、野球人生の新たな局面で学び成長し続けるという彼の意欲をさらに証明するものだった」と伝えている。
この日は球速の落ちた直球だけに頼らず、スライダーを多投するなど、6回2失点と先発としての役割を果たした。目前で消えた白星を次回こそ確実につかみ取る。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]