世界女王アリサ・リュウが自己ベスト更新 22年引退表明から24年に復帰した19歳…世界国別対抗戦
2025年4月20日(日)0時6分 スポーツ報知
女子フリーで1位となったアリサ・リュウは米国旗を掲げてチームメートと歓喜した(カメラ・頓所 美代子)
◆フィギュアスケート 世界国別対抗戦 最終日(19日、東京体育館)
女子フリーが行われ、米国勢がワンツーフィニッシュ。3月の世界選手権(ボストン)を初制覇した世界女王の19歳、アリサ・リュウが1位となり、昨年GPファイナル女王で同選手権5位だった25歳のアンバー・グレンが2位に入った。日本勢は世界選手権銀メダルの坂本花織(シスメックス)が3位、同選手権銅メダルの千葉百音(木下アカデミー)が5位だった。
来年のミラノ・コルティナ五輪の団体戦を占う側面もあった大会は、米国が2大会連続6度目の優勝を果たし、過去2大会連続3位だった日本は2位となり、4大会ぶりの頂点はならなかった。
2022年北京五輪団体金メダルの米国は女子の2人がフリーでともに自己ベストをマーク。22年4月の現役引退を発表してから24年3月に現役復帰を表明し、同月の世界選手権で金メダルに輝いたリュウは、ショートプログラム(SP)に続く1位。「とても楽しかった。もっと頑張りたいという気持ちになった」と声を弾ませた。グレンは鮮やかなトリプルアクセル(3回転半)で観客を魅了し、「チームの支えがあったので頑張れた」と胸を張った。
▽女子フリー上位成績〈1〉アリサ・リュウ(米国)150・97点〈2〉アンバー・グレン(米国)148・93点〈3〉坂本花織(シスメックス)145・00点〈4〉アナスタシア・グバノワ(ジョージア)141・39点〈5〉千葉百音(木下アカデミー)138・52点
▽チーム最終順位〈1〉米国〈2〉日本〈3〉イタリア〈4〉フランス〈5〉カナダ〈6〉ジョージア