岡山指揮官が「アントラーズに感謝」と語った理由「こういうチームに勝っていかないと」ホーム初黒星
2025年4月20日(日)20時16分 スポーツ報知
逆転負けにがっくりうなだれる岡山イレブン(カメラ・朝田 秀司)
◆明治安田J1リーグ▽第11節 岡山1—2鹿島(20日・JFEス)
岡山は鹿島に1—2で逆転負けし、4位から9位に後退した。GKブローダーセンのPKセーブ、前半43分のMF佐藤龍之介の先制点など見所は随所にあったが、後半の2失点で力負けを喫した。
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3連勝を逃した岡山の木山隆之監督は「ずっと勝ち続けることは不可能なので。負けの中から何をつかみ、学び、努力していくか」と敗戦を受け止めつつ、下を向くことはしなかった。
木山監督は「ここ(JFEスタジアム)に来たアウェーチームで、初めて本気の姿を見たような気がします」とコメント。これまで対戦したどのクラブも、岡山に対して100%の力を発揮し、立ち向かってきた。しかし、今までは「J1初参入クラブ」とみられていたものが、勝利を重ね、順位表でついに4位にまで上昇したことで「J1の上位クラブ」という見られ方をしていることを実感したという。指揮官の目に映った鹿島は“120%”のチームだった。
「アントラーズの選手たちが、死ぬ気になって戦っているのを感じた。これからはこういう試合もあるぞ、と。ホームだとしても、勝利を簡単に得ることはできないぞ、と。強さ、賢さ、駆け引きのうまさ。アントラーズに感謝です。こういうチームに勝っていかないといけない」と気持ちを新たにし「我々としては、努力していく以外、勝ち星を増やす方法はない」と気を引き締めた。