【高校野球】浦安対船橋の“東京学館ダービー”は、東京学館浦安が快勝 2年生の最速143キロ右腕・大家雅史が7回1安打無失点
2025年4月20日(日)17時46分 スポーツ報知
7回1安打無失点に封じた東京学館浦安・大家雅史
◆春季高校野球千葉県大会 ▽2回戦 東京学館浦安8—0東京学館船橋=8回コールド=(20日・浦安市運動公園)
東京学館浦安の最速143キロ右腕・大家雅史(おおや・まさふみ、2年)が、7回1安打無失点7奪三振と快投。東京学館船橋との“東京学館ダービー”をコールドで制した。
背番号10の175センチ右腕が、球威と制球力で各打者をねじ伏せた。「初回はスピードに乗っていなかったけど、投げているうちに体があたたまって、いつもの投球ができた」。2回に自己最速にあと1キロと迫る142キロを計測。「インコースに投げるのが苦手なんですけど、きょうは狙って投げることができた」。全80球のうちストライクが57球で、ストライク率は71・3%。3回1死から一塁手のすぐそばを抜ける右前打を許しただけで、四球も6回の1個のみ。7三振のうち6個を空振りで奪った。
1年生だった昨春に137キロの直球で公式戦デビュー。秋は足の肉離れに泣いたが、ウェートトレーニングででん部を中心に下半身を鍛え、投球の精度を高めてきた。
この日は大家をはじめ浦安リトルシニア出身の6人がスタメン出場。自宅から東京ディズニーリゾートまで「歩いて5分から10分」という2年生右腕は、地元の期待の星だ。7歳上の姉・未羽さんは埼玉栄時代にバスケットボールで2019年全国高校選手権出場。3人きょうだいの末弟も続きたい。橋口孝司監督は「夏までに145キロを超え、3年夏に150キロを投げられるようになってくれれば。トレーナーとも相談しながら育てたい」と青写真を描いた。(雑誌『報知高校野球』取材班)