佐々木朗希 米メディアが球速低下を不安視 初回最速は151キロ「自分でも理由はわからない」

2025年4月20日(日)8時31分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ ドジャース3—4レンジャーズ(2025年4月19日 アーリントン)

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が19日(日本時間20日)、敵地でのレンジャーズ戦で今季5度目の先発登板。第1子となる長女が誕生した大谷翔平投手(30)が先発を外れる中、メジャー自己最長の6回を投げ2安打2失点。しかし、9回に救援登板したカービー・イエーツ投手(38)がサヨナラ2ランを被弾し、メジャー初勝利はまたもお預けとなった。チームの連勝も4でストップした。

 試合後、米メディアは佐々木の初回の最速が94.1マイル(約151.4キロ)でその他の直球が90マイル台前半だったことを指摘した。初回に本来の球速が出ず、変化球が多かったと質問された佐々木は「全体的にコントロール良くストレートも変化球も操れていた。その分球数少なくイニングも稼げた。球速は僕もびっくりしたんですけど、その中でも徐々に上げながら。初回はいろいろあって自分の中でも理由はわからないですけど、そこは修正して。それでももっともっと上げていかないといけないですけど、とりあえず今日は仕事ができたので良かったです」と答えた。

 初回以降どうやって球速を上げたと問われると「球数を重ねたら解決した」と説明。体の状態は大丈夫かと確認されると「そうです、はい」と問題なしを強調した。

 初回はセミエンを右飛に打ち取ると、2番シーガーの当たりは中堅方向への大きな当たりだったが、前回登板に続いて中堅パヘスがフェンスを越えそうな当たりをスーパーキャッチ。またしても超美技で救われた形となった。3番スミスは三振に仕留め、3者凡退で終えた。

 2回は4番ガルシアを二ゴロ。5番ピダーソンを三振に仕留めると、6番ヤングも三ゴロに仕留めた。しかし、3回に先頭のハリスを四球で歩かせると、続くヒガシオカに左越えに先制2ランを許した。

 しかし、打線が佐々木を強力援護した。3回にベッツが安打で出塁するとフリーマンが右越えに同点2ラン。なおも2死二塁とすると、マンシーが右中間へ適時二塁打を放ち、3点を奪って逆転した。

 味方の援護をもらった直後の4回は3者凡退。2死からヤングに右翼後方へ大飛球を打たれたが、T・ヘルナンデスが背走してキャッチし、佐々木を助けた。5回も走者こそ許したが無失点で切り抜け、2試合連続で5回を投げきった。最速は5回にセミエンに記録した96.9マイル(約155.9キロ)だった。6回もマウンドに上がり、四球で走者を許したがガルシアを遊ゴロ併殺に打ち取って安定感のある投球を見せた。

 この日は78球を投げ、49球がストライクだった。これまで57.1%だった直球の割合が38%に減少。一方で12.8%だったスライダーの割合が32%と激増し、この日の球種割合では直球に次ぐ2番目で29%だったスプリットを上回った。

 しかし、9回に悪夢が待っていた。5番手右腕イエーツが先頭のスミスに右翼ポール際に特大のファウルを打たれてヒヤリとすると、左翼への二塁打で出塁を許した。さらにガルシアにサヨナラ2ランを被弾し、佐々木のメジャー初白星が消えた。

スポーツニッポン

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