ド軍指揮官 佐々木朗希を6回78球で降板させた理由「現時点ではまだ早い。調子をもっと上げていきたい」

2025年4月20日(日)10時38分 スポーツニッポン

 ◇インターリーグ ドジャース3—4レンジャーズ(2025年4月19日 アーリントン)

 ドジャースの佐々木朗希投手(23)が19日(日本時間20日)、敵地でのレンジャーズ戦で今季5度目の先発登板。第1子となる長女が誕生した大谷翔平投手(30)が先発を外れる中、メジャー自己最長の6回を投げ2安打2失点。しかし、9回に救援登板したカービー・イエーツ投手(38)がサヨナラ2ランを被弾し、メジャー初勝利はまたもお預けとなった。チームの連勝も4でストップした。

 試合後、米メディアは佐々木の初回の最速が94.1マイル(約151.4キロ)でその他の直球が90マイル台前半だったことを指摘した。初回に本来の球速が出ず、変化球が多かったと質問された佐々木は「全体的にコントロール良くストレートも変化球も操れていた。その分球数少なくイニングも稼げた。球速は僕もびっくりしたんですけど、その中でも徐々に上げながら。初回はいろいろあって自分の中でも理由はわからないですけど、そこは修正して。それでももっともっと上げていかないといけないですけど、とりあえず今日は仕事ができたので良かったです」と答えた。

 初回以降どうやって球速を上げたと問われると「球数を重ねたら解決した」と説明。体の状態は大丈夫かと確認されると「そうです、はい」と問題なしを強調した。

 試合後、取材に応じたデーブ・ロバーツ監督は佐々木が序盤に球速が落ちていたと指摘されると「(速球の球速は)今日は落ちていた。その理由は分からないが、初球でストライクを取れていたのが良かった。スプリット、カーブ、スライダーをバランス良く使い、必要な時に速球も使い、6イニングを初めて投げ切れたのも良かった。これから先も彼にもっと長く投げさせたい。今日は本当に良かった」と振り返った。

 球速が落ちてもアウトを重ねられたのは好材料かと問われると「まさにその通りだ。球速がそれほど速くなかったとしても、あの打線で6イニングを投げきったのは素晴らしいと思う。うまく全ての持ち球を使えていた。95、96マイルの速球でメジャーリーグの打者をアウトにできるというのは励みになる」と球速の低下は不安視しなかった。

 6回を投げ終えた時点で佐々木の球数は78球だったが、指揮官は降板を決断。7回まで投げさせることを考えたかと問われると「そんなことはない。現時点ではまだ早い。彼の調子をもっと上げていきたい。4イニング、5イニング、そして6イニングと投げてきた。次の嵐に備え、その自信を維持していきたいと思っている」と降板させた理由を説明。「少し話し合いがあったが、彼が効率的だったから、投げ続ける機会を勝ち取ったと考えた。実際に彼は良かった」と話した。

スポーツニッポン

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