22年W杯日本代表GK権田 新天地デビュー「やっとスタートラインに」インスタで心境つづる
2025年4月20日(日)12時16分 スポーツニッポン
22年W杯カタール大会日本代表GK権田修一(36)が19日、3月末に加入したハンガリー1部デブレツェンで新天地デビューを果たした。登録された直後の2試合はベンチ入りするも出番はなかったが、この日にようやく出番が回ってきた。
チームはここまで27試合51失点と守備に問題を抱えており、この日も3失点を喫したが、3—3の試合終了間際に逆転ゴールを決め4—3で勝利。権田は試合後、自らのインスタグラムで「昨年末からこの試合まで僕をサポートしてくれた全ての人に心から感謝を伝えたいです。やっとスタートラインに立てました」とつづった。
権田が昨季、J2清水でプレーし、チームのJ1昇格に大きく貢献。契約が満了し、退路を絶って欧州移籍一本に絞って交渉した。目標は日本代表復帰と、自身3度目のW杯出場。夏にはステップアップ移籍を目指しており、今後の活躍に期待が懸かる。
▽デブレツェンVSC ハンガリー東部デブレツェンが本拠地で創設は1902年。1993年に1部復帰を果し、1999年にハンガリー杯優勝でクラブ史上初のタイトル獲得。リーグ初制覇の06年から3連覇を達成。09〜10年シーズンには欧州チャンピオンズリーグ(欧州CLの前身)の本戦に初出場。チーカラーは赤。ホームスタジアムはナジェルデイ・シュタディオンで約2万人収容。
◇権田 修一(ごんだ・しゅういち)1989年(平元)3月3日生まれ、東京都世田谷区出身の36歳。FC東京の下部組織出身で、同クラブで09年J1デビュー。16年には本田圭佑が経営参画していたオーストリアのホルンに期限付き移籍し、17年に鳥栖、19年にポルトガル1部ポルティモネンセに完全移籍。21年に清水に加入し、チームの1部昇格に貢献した昨季限りで退団した。代表は各年代で選出され、U—23で12年ロンドン五輪に出場。A代表は10年1月のイエメン戦でデビューし、W杯は14年ブラジル大会、全4試合にフル出場した22年カタール大会のメンバー。国際Aマッチは38試合出場。1メートル87、83キロ。利き足は右。