【卓球】伊藤美誠「もちろんメダルを獲りたい」6度目世界選手権個人戦へ手応え W杯から帰国
2025年4月21日(月)19時21分 スポーツニッポン
卓球のシングルスで争うW杯で銅メダルを獲得した伊藤美誠(スターツ)が21日、大会の行われたマカオから成田空港に帰国。日本女子では16年に優勝した平野美宇以来の決勝進出を逃したものの、「いい試合ができた。7ゲーム(制の試合)を毎日するのが本当に久しぶりだった。(自分を)ほめたい」と充実感を漂わせた。
準決勝では中国の新鋭クワイ・マンにフルゲームの末に敗戦。ゲームカウント3—2で迎えた第6ゲームの後半から「フラフラしていた」といい、疲労困憊(こんぱい)だったという。それでも5月の世界選手権個人戦(ドーハ)に向けては、いい試運転となった様子。「体や戦術は良かった」と手応えをにじませた。
今後は実戦をはさまずに、1カ月後の大舞台に臨む。世界選手権個人戦の出場は6度目だが、シングルスのみの出場は初めて。昨夏のパリ五輪は出場を逃しており、「懸ける思いは誰よりもある。今回はシングルスに集中できる。もちろんメダルを獲りたい」と言葉に力を込めた。