【卓球】伊藤美誠 涙のW杯準決勝敗退...中国次世代エースに逆転負け 16年平野美宇以来の快挙ならず
2025年4月19日(土)16時4分 スポーツニッポン
卓球のシングルスで争うW杯は19日、マカオで男女準決勝を迎え、日本勢で唯一勝ち残っている世界ランキング9位の伊藤美誠(24=スターツ)は同7位のクワイ・マン(21=中国)と対戦し、3—4で敗れて決勝進出を逃した。
準々決勝で同8位の大藤沙月(ミキハウス)を下して4強入りを果たし、銅メダル以上を確定させていた伊藤。過去の対戦成績で1勝1敗のクワイ・マンに対して、第1ゲームは終盤に逆転して先取し、第2ゲームも11—6で制する。ただ、第3ゲームを4—11で落とすと、第4ゲームは8—4から逆転を許した。
ゲームカウントで並び、迎えた第5ゲーム。再びギアを入れた伊藤は開始から8連続ポイントを挙げる。その後にライバルに追い上げられながら11—8で奪ったが、第6ゲームは9—11で落とした。
勝負の最終第7ゲーム。開始から4連続ポイントを奪ったが、追い上げられる。最後は競り負け、7—11で屈した。試合後は目に涙を浮かべた。
卓球のW杯で日本の選手が過去に優勝したのは、16年大会の平野美宇(木下グループ)のみ。ただ、その大会には中国の選手は出場していなかった。それ以外の大会で女子は全て中国人選手が優勝しており、15年大会では石川佳純が準優勝した。