「山の神」神野大地氏 選手兼監督の新チームが本格始動「NY駅伝、1年で出場、5年で入賞、10年で優勝」
2025年4月21日(月)19時23分 スポーツ報知
新チームの披露会で神野大地選手兼監督(壇上手前)はマイクを手にあいさつ(カメラ・竹内 達朗)
青学大時代に箱根駅伝5区で活躍し「3代目・山の神」と呼ばれた神野大地が選手兼監督として率いる新チームのM&Aベストパートナーズ(MABP)が今季から「MABPマーヴェリック」として本格始動し、21日、東京・渋谷区で「お披露目会」を行った。
「ニューイヤー駅伝(全日本実業団駅伝)に1年で出場、5年で入賞、10年で優勝を目標にしています」と神野選手兼監督は力強く宣言した。
MABPは昨年4月、神野選手兼監督、中大出身の堀尾謙介、東海大出身の鬼塚翔太、高木聖也ゼネラルマネジャー(GM、32)の4人体制で発足した。その後、国学院大出身の板垣俊佑、中大出身の山平怜生、城西大出身の栗原直央の新人選手、チェルイヨット・フェスタスとジョセフ・ムモのケニア人選手の加入が決定。4月には国学院大出身で2月末まで九電工に所属していた木付琳、国学院大出身の中川雄太が加入した。木付がチームキャプテンを務める。
また、スタッフとして、19年箱根駅伝に関東学生連合の一員として出場した東大出身の近藤秀一さんがコーチに就任。文武両道ランナーとして鳴らした近藤コーチの頭脳は、新興チームにとって重要な「戦力」となる。
関東学生陸上競技連盟で幹事長を務めた川崎和葉里さんがマネジャー、山本明日香さんが栄養士としてチームスタッフに加わった。
「誰も走ったことのない道を、ともに走ろう」がチームスローガン。プロ野球やJリーグのように愛称をつくり、チーム名を「MABPマーヴェリック」とするなど、多くの新たな取り組みにチャレンジする。マーヴェリック「異端者」や「型破り」の意味を持つ。
神野選手兼監督は「学生陸上界は箱根駅伝によって盛り上がっています。実業団陸上界は盛り上がっていない、とは言いませんが、もっと盛り上がっていいはず。日本の陸上界に必要と思われるチームをつくっていきたい」と意欲的に話す。神野選手兼監督率いるMABPマーヴェリックの型破りな挑戦が始まった。