【阪神】坂本が頭部に死球受け、藤川監督が激高…広島ベンチに詰め寄る
2025年4月21日(月)5時0分 スポーツ報知
坂本への頭部死球を受け、ベンチを飛び出して抗議した藤川監督(中央=カメラ・石田 順平)
◆JERA セ・リーグ 阪神8—1広島(20日・甲子園)
藤川監督が激高し、鬼の形相で広島ベンチに詰め寄った。6—1の8回1死一、二塁、坂本が新人・岡本から頭部に死球を受けた。ベンチを飛び出した指揮官は、捕手の石原に厳しい言葉で注意を促した。コーチ陣らが必死に止めようとするなか、新井監督にもメッセージを発したとみられる。両軍がグラウンドに入り乱れ、あわや乱闘騒ぎ。岡本は危険球で退場となり、審判から警告試合が宣告された。
試合後、藤川監督は「投げちゃダメだよっていうとこです。前にも言っているし。危ないからね」と、穏やかな口調で理由を説明。昨季、広島からは15死球を受けた。開幕前のテレビ番組で新井監督と共演した際、死球の多さを直接、指摘していた。
前日19日の広島戦は今季最多3失策に拙攻で完封負け。この日の練習前に野手が青空ミーティングを行い、気持ちを入れ直して臨んだ。「皆さんにとっていい日曜日になって、ほっとしています」。虎将は笑みを浮かべ、勝利の味をかみしめた。(中野 雄太)