鹿島MF知念慶のゴール取り消しは“妥当”審判委が見解…岡山戦で鈴木優磨のPK失敗を押し込んだ場面

2025年4月23日(水)15時12分 スポーツ報知

 日本サッカー協会は23日、レフェリングに関する理解を深めることを目的としたメディア対象の「レフェリーブリーフィング」を都内で行い、実際の試合映像を用いながら、競技規則、レフェリングについて審判委員会が説明を行った。

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 4月20日に行われた第11節岡山—鹿島(1●2)において、前半21分に鹿島MF知念慶のゴールが取り消しとなった事象について、審判委は判定を支持する見解を示した。

 このシーンでは、鹿島FW鈴木優磨のPKを岡山GKブローダーセンがセーブ。その跳ね返りを知念が詰めてネットを揺らしたが、鈴木のキック時点で知念のペナルティエリア内への侵入があったとして、VARによる検証の結果、ゴールが取り消しとなった。

 審判委の佐藤隆治マネジャーは「原則として、ペナルティーエリア内に入ることはダメだが、競技規則では、入った後に何をしたかがポイントになる」と説明した。

 この場面では、攻撃側の知念が「得点を決める」という大きな影響を与えたため、ゴールが取り消しとなった。攻撃側の反則のため“蹴り直し”にもならず、守備側の岡山のFKから再開となった。

 このケースでは、知念の侵入が確認されたとしても、鈴木優磨がPKをそのまま決めていた場合、あるいは知念が何かしらの「影響」を与えることなく、他の選手が押し込んでいた場合は、知念の侵入は“おとがめなし”となり、ゴールが認められていた。

スポーツ報知

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