FW大迫勇也が倒された場面のノーファウルは“妥当”と審判委 鹿島戦でFW鈴木優磨とPA内で接触
2025年4月23日(水)13時56分 スポーツ報知
日本サッカー協会は23日、レフェリングに関する理解を深めることを目的としたメディア対象の「レフェリーブリーフィング」を都内で行い、実際の試合映像を用いながら、競技規則、レフェリングについて審判委員会が説明を行った。
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第7節鹿島—神戸(1〇0)において、神戸FW大迫勇也がペナルティエリア(PA)内で倒されたシーンについて、審判委はノーファウルとした判定を支持した。
前半19分、ペナルティエリア内で、鹿島FW鈴木優磨と大迫が接触し、倒れた大迫がファウルを主張。審判団はノーファウルとし、PKを与えなかった。
審判委の佐藤隆治マネジャーは「接触は間違いなくしている。倒れるだけの影響があるか。反則とするだけのコンタクトか」と言及。山本雄大主審が接触をすぐ近くで見ていた点も含めて「かなりインテンシティーの高い試合だったが、この判定は十分に受け入れられる」と結論づけた。
JリーグとJFAは、今季から「判定基準を上げる」取り組みを本格的に開始。競技規則に変更はないこともあり、イエロー、レッドのカード基準は変わず、ファウルに該当するシーンで笛を吹くことに変わりはないものの、「グレーゾーン」の判定基準を「上げる」トライを行っている。
同様の事例として、第10節福岡—横浜FM(2〇1)で、福岡MF名古新太郎がPA内で倒されたシーンをノーファウルとした場面についても説明があり、佐藤マネジャーは「接触はあるが、サッカーの中で起こり得るコンタクト」とした。