今永昇太が大谷翔平を2打席連続で封じるも不満顔 カブス打線援護も2イニング連続被弾
2025年4月23日(水)9時24分 スポーツ報知
◆米大リーグ カブス—ドジャース(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地・ドジャース戦で先発し、2回までに2本塁打を浴びて4点を失った。大谷翔平投手(30)は初回の1打席目は三ゴロ失策、2回の2打席目は空振り三振と安打を浴びてない。
初回は先頭の大谷に対しては、2球目の直球で打ち取ったかのように見えたが、変則的な回転がかかっていたため、三塁手のワークマンが打球をはじいて、失策で出塁を許して出塁。3番のT・ヘルナンデスに左前安打を浴びて1死一、二塁と得点圏に走者を背負うと、フリーマンからは空振り三振を奪ったが、2死からエドマンに8号3ランを被弾して先取点を献上し、今永は思わず表情をゆがめた。
それでもカブス打線は直後の1回裏に、無死二、三塁で鈴木誠也外野手(30)が左翼手の頭を越える2点適時二塁打で1点差に迫ると、スワンソンの中堅フェンス直撃の適時三塁打、クルーアームストロングの左翼への適時二塁打、アマヤの右前適時打で一気に逆転した。
2点のリードをもらった2回の今永は、先頭のマンシーに四球。続くE・ヘルナンデスを二ゴロ併殺打に打ち取ったが、9番打者のパヘスにカウント2—2から8球目の直球を左翼席に運ばれ、3号ソロで1点差に迫られた。2回2死走者なしで迎えた大谷との2打席目は空振り三振を奪って、直接対決は通算9打数無安打となった。それでもパヘスの一発を悔やんでいるようで、険しい表情でベンチに戻った。
メジャー1年目だった昨季は、チーム最多15勝(3敗)を挙げ、サイ・ヤング賞投票で5位、新人王投票で4位に入る活躍を見せた今永。今季は開幕投手を託されると、この日の試合前の時点で5試合に登板して2勝1敗、防御率2・22をマークしている。前回登板の15日(同16日)の敵地・パドレス戦では5回4安打1失点(自責0)で勝敗はつかなかった。
ドジャース戦は、通算4度目の先発。昨季は2登板で1勝無敗、防御率2・45で、今年3月18日に東京ドームで行われた開幕戦では4回69球を投げて4四球こそ与えたが、無安打無失点で勝敗はつかなかった。大谷に対してはこの日の試合開始前の時点で7打数無安打と完璧に封じていた。