今永昇太3勝目ならず 6回途中今季最多101球の力投で勝利投手権利も7回に2番手右腕が逆転許す
2025年4月23日(水)10時53分 スポーツ報知
◆米大リーグ カブス—ドジャース(22日、米イリノイ州シカゴ=リグレーフィールド)
カブス・今永昇太投手(31)が22日(日本時間23日)、本拠地・ドジャース戦で先発し、6回途中で今季最多101球を投げて6安打5失点(自責2)で勝敗はつかなかった。勝利投手の権利をつかんで降板したが、2番手右腕・ケラーが7回に逆転を許した。
初回は先頭の大谷翔平投手(30)を三塁へのゴロで打ち取ったかのように見えたが、不規則な回転がかかっていたため三塁手のワークマンがはじいて失策で出塁。T・ヘルナンデスにも左前安打を浴びて、2死一、二塁からエドマンに中堅へ8号3ランを浴びて先取点を献上した。
それでも好調カブス打線は直後の1回裏に鈴木誠也外野手(30)の2点適時二塁打など6安打を集めて5点を奪って一気に逆転。2点のリードをもらった今永は、2回に2死から9番打者のパヘスに3号ソロを被弾。2イニング連続の被弾で1点差に迫られた。
1点をリードした3回は2番からの好打順だったが3者凡退。4回は先頭のエドマンに中前安打。スミスには四球を与えて無死一、二塁とピンチを迎えたが、2者連続三振などで後続を抑えて切り抜け、両手を天に捧げるように上げた。
5回先頭の大谷との3度目の対戦も外角低めのスイーパーで空振り三振を奪い、昨季からの対戦成績を10打数無安打とした。3点のリードになった6回も続投。先頭のエドマンこそ三ゴロに打ち取ったが、続くスミスにソロを浴びて2点差に迫られた。1試合3被弾はメジャー移籍後ワーストタイとなった。
最速は92・4マイル(約148・7キロ)で、防御率は2・38となった。メジャー通算200奪三振もマークした。