【青葉賞】ダービー切符取りへ良血が精神面の成長見せた 国枝調教師「今までで一番いい併せ馬」

2025年4月24日(木)6時5分 スポーツ報知

併せ馬で最後まで軽快に駆けたガルダイア(右)(カメラ・荒牧 徹)

◆青葉賞追い切り(23日・美浦トレセン)

 日本ダービー(6月1日、東京)トライアル、第32回青葉賞・G2(26日、東京=2着までに優先出走権)の追い切りが23日、東西トレセンで行われた。毎日杯2着からの臨戦となるガルダイアは美浦・Wコースで併せ馬。課題だった気難しい面は見せず、スムーズな走りで精神面の成長をうかがわせた。

 時計以上に中身の濃い最終追い切りだった。ガルダイアは美浦・Wコースでミラビリスマジック(4歳3勝クラス)を4馬身追走。直線は内からスムーズに馬体を並べると6ハロン84秒4、ラスト1ハロンは11秒4と上々の伸びで併入に持ち込んだ。

 国枝調教師は「今週は前に馬を置いてオーソドックスな追い切りができたし、今までで一番いい併せ馬ができた」と満足げな表情だった。新馬戦では1着でゴールした後も止まらずに騎手が制御できなくなったり、調教では過去に馬場入りをごねるなど気難しい面を見せるだけに、「今朝もそんなに高ぶっていないし良くなってきている。常識にかかってきた」と確かな手応えを感じていた。

 まだ粗削りながら前走の毎日杯で2着と、能力の高さは間違いない。国枝師は「前走は(藤岡)ジョッキーがうまく乗ってくれたと思う。折り合いがついていたし、ああいう形の競馬を覚えていければね」と、少頭数でマイペースの逃げに持ち込んだ内容を評価。最後は勝ち馬の決め手に屈したが、次につながる収穫のある競馬だった。

 今回は一気に600メートルも延長となるが、トレーナーに不安の色はない。「スタミナはあると思うので、いかにロスなく自分のリズムで走れるか。ハナでも控えても、エキサイトしなければ」と期待。半姉は17年NHKマイルCを制したアエロリットという良血が、大舞台への切符をつかみ取る。(西山 智昭)

スポーツ報知

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