【桐生ボート PG1マスターズチャンピオン】市橋卓士 伸び重視のギャンブルで勝負に出る
2025年4月24日(木)22時9分 スポーツニッポン
ボートレース桐生のプレミアムG1「第26回マスターズチャンピオン」は3日目が終了した。
崖っぷちで踏みとどまった。シリーズ初戦の初日8R(4着)で手痛い不良航法による減点10を喫した市橋卓士(45=徳島)だったが、2日目を1、2着。3日目9Rを2コースから差して2着に入り、準優勝戦進出に望みをつないだ。
「伸び型で回り足はまだ甘い。伸びはいいけど、もっといい中辻崇人選手の次くらいですね」。競ると心もとないが、相棒の52号機は桐生のエースエンジン。持て余しているが、パワーは感じられる。
得点率5.00は飯島昌弘、重野哲之、林美憲と並ぶ31位で予選突破へのボーダーラインを6.00に想定すると、1着条件の勝負駆け。「6号艇ですしね。出足は考えない。伸びだけに振っていきます」と一発勝負に挑む上で、調整の方向は完全に決まった。
4日目の出番は11R。エンジンメンバーがそろった大外枠で厳しい一戦だ。それでも、パワーを信じて伸びに振り切るしかない。ハマれば、一発大駆けの可能性を秘めている。