【高校野球】ぶっつけ本番の日本航空石川が快勝 避難先の東京から輪島市への引っ越し完了は４日前
2025年4月26日（土）18時56分 スポーツ報知
３安打３打点と活躍した日本航空石川の４番・木下
◆春季高校野球石川県大会▽２回戦 日本航空石川８—１七尾＝７回コールド＝（２６日・石川県立）
今春のセンバツに出場した日本航空石川は、８—１の７回コールドで七尾を下して初戦突破。センバツ出場後、野球部は避難先の東京・青梅市から輪島市に戻ることが急きょ決まり、約２週間かけて引っ越し作業を行った。大型トラックやバスで生活物資の輸送を続け、全員が戻ったのは２２日。練習試合もほとんど出来ない状況だった。中村隆監督は「東京では雨も多かった。３年生を中心に練習していたが、状態を上げるのが難しかった」と振り返る。
大きい不安を抱えたまま臨んだ初戦だったが、新戦力が奮闘。センバツ時とはスタメンも変わり、控え選手やベンチ外メンバーも抜擢された。センバツでは３番手捕手だった７番・鈴間泰志（３年）も好リード。中村監督は「鈴間は経験がなかったが、リードも悪くない。チームの打撃に関しては一冬で飛距離も伸び、コンタクト率も上がっている」と手応え。不安を吹き飛ばし、やっと戻ってきた輪島市から再スタートを切る。
関連記事（外部サイト）
