大谷翔平 注目の怪物対決は第2、3打席と得点圏で凡退 今季得点圏打率は.167 山本由伸援護できず
2025年4月26日(土)12時54分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ ドジャース—パイレーツ(2025年4月25日 ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手(30)は25日(日本時間26日)、本拠でのパイレーツ戦に「1番・DH」で先発出場。19日の長女誕生公表後、初の本拠での試合で、第1打席はパイレーツのポール・スキーンズ投手(22)の前に中飛に終わった。
この日は「デートナイト」と題してパートナーが選手の登場曲で登場するイベントの一戦。大谷は真美子夫人が選んだ、TVアニメ「ジョジョの奇妙な冒険」のエンディング・テーマ「RoundaboutbyYes」で打席に向かった。注目の第1打席はフルカウントから中飛。高く上がった打球にファンから歓声が上がったが、打球は失速してため息に変わった。
第2打席は0—1で迎えた3回1死二塁の場面。ここはカウント2—2から外角低めのボールゾーンに沈むチェンジアップに手を出してしまい、投ゴロ。飛び出した二塁走者パヘスが挟殺プレーでアウトとなり、大谷はこの間に二塁まで進んだ。続くベッツは二ゴロに倒れ、先発の山本由伸に援護点をプレゼントできなかった。
第3打席は0—3と点差を広げられた5回2死二塁の場面。フルカウントから膝元に沈むカーブにバットが空を切って空振り三振に倒れた。これで今季得点圏では12打数2安打の打率.167で5三振となった。
大谷は真美子夫人の出産に立ち会うため18日に「父親リスト」に入り、19日にインスタグラムで第1子となる長女誕生を報告した。産休で2試合欠場した影響で23日のブルペン入りは予定を遅らせた。
それでも22、23日には2日連続でキャッチボールに取り組むなど強度を保っており、調整に支障はないとみられ、デーブ・ロバーツ監督は「明日はブルペンで投げる予定」と当初の予定通り、26日にブルペンに入ると語った。
大谷とスキーンズの怪物対決は昨季2度実現。昨年6月5日の初対戦では、1打席目に3球連続100マイル超の速球で空振り三振を奪われたが、2打席目に100.1マイル(約161.1キロ)の速球をはじき返してバックスクリーンへ放り込んだ。第3打席も右前打を放ち、初対戦は3打数2安打で大谷に軍配が上がった。しかし、2度目の対戦となった同年8月10日は、3打数無安打2三振とスキーンズに軍配が上がり、名勝負を繰り広げた。