佐々木朗希、まさかのプレーボール被弾に「本当にもったいなかった」…メジャー自己最多９３球で６回途中３失点も初勝利ならず

◆米大リーグ　ドジャース８—４パイレーツ（２６日、米カリフォルニア州ロサンゼルス＝ドジャースタジアム）

　ドジャース・佐々木朗希投手（２３）が２６日（日本時間２７日）、今季６度目の先発となる本拠地・パイレーツ戦で６回途中でメジャー自己最多９３球を投げ、３戦連続となる１被弾を含む５安打４奪三振、３失点でメジャー初勝利はお預けとなった。

　初回はボール気味の外角高め９６・８マイル（約１５５・８キロ）の直球を身長２０１センチの１番・クルーズに捉えられ、初球先頭打者被弾。まさかのプレーボール被弾に、「ブルペンで、まっすぐすごくよかった。（クルーズは）身長が高かったですし、手の長いのもわかっていた。他のバッターと同じではないと思ってましたし、真っすぐの状態が良かった分、初球どれだけ球威が今日どれだけあるかと確認する中で打たれてしまった。そこは本当にもったいなかったなと思います」と振り返った。

　直後の攻撃で味方が逆転に成功し、２—１で迎えた２回は四球と単打で無死一、二塁にされると、７番・フレイジャーの遊ゴロで１死一、三塁のピンチ。だが、続く８番・ファムの浅い右飛に三走がタッチアップを試み、右翼のＴ・ヘルナンデスが冷静にホームに好返して同点を阻止した。

　２—１の５回には先頭フレージャーに右安を許すと、ファムに左中間二塁打を許して無死二、三塁。１死から１番・クルーズに右中間への２点適時打で逆転を許した。３—３の６回２死からヘイズに死球を与えたところで降板した。

　佐々木は今季、試合前時点で５試合に登板し、０勝１敗、防御率３・２０をマークしている。前回の２０日（同２１日）の敵地レンジャーズ戦は、自己最長６回７８球を投げて２安打２失点の好投。勝ち投手の権利を得て降板したが、チームは５番手・イエーツが９回に逆転サヨナラ２ランを浴び、初勝利はお預けになっていた。この日に向けたフォームの修正について問われると、「今回はフォームよりもコンディションをしっかり整えてというか、いい準備を。コンディション的なところで、いい準備ができていたのかなと思ってます」と話した。