横浜FM松原健、ミスからの失点に「相手の個の能力はそういった所を見逃してくれない」Cロナウドらスター軍団に4失点完敗

2025年4月27日(日)7時21分 スポーツ報知

◆ACLE▽準々決勝 横浜FM1—4アルナスル(日本時間27日・プリンス・アブドゥラー・アル・ファイサル・スタジアム)

 横浜FMがアルナスル(サウジアラビア)と対戦し、1—4で完敗を喫した。

 ポルトガル代表FWのC・ロナウド、セネガル代表MFマネ、コロンビア代表FWデュラン、クロアチア代表のMFブロゾヴィッチら世界的名手がそろう相手との一発勝負は、前半27分のミスが勝負を分けた。

 左クロスを横浜FMのDFデンがクリアミス。ポストに当たったボールをデュランに押し込まれて先制点を許した。さらに同31分にはアルナスルにカウンターを浴びると、FWマネに強烈な左足シュートをニアに決められて2失点目。同38分にはブロゾヴィッチのミドルシュートをGK朴がはじいたこぼれ球をCロナウドに押し込まれて0—3となり、後半4分に中盤でボールを奪われると、カウンターからシュートのこぼれ球をデュランに押し込まれて4点目を奪われた。

 1点を返したものの、試合は1—4で完敗。試合後のインタビューでDF松原は「不運なところから失点してしまって、トーナメント方式は失点してしまうとすごく難しい展開になるし、それはみんな重々承知した上で入りからいこうと目標にしていたけど、それがなかなかプレスがかからないところもあり、相手に押し込まれる展開となってしまった。そこからミスが続いた中で自分たちの失い方の悪さであったりというところで、やっぱり相手の個の能力はそういった所を見逃してくれないですし、前回大会でもそういう所から失点したところがなかなか教訓になっていなかった。そういうところが非常に悔しいです」とうつむいた。

 圧倒的な個を誇る相手との対戦に向けて、チーム全体が一丸で戦うことを強調してきたが、そうした中でも良さを発揮できず。「一人ひとりの個の能力であったりはもちろん少なからず差はあるなと思いましたが、サッカーは11人でやるものなので。1対1でダメでも、2対1、3対1、チーム全体の力で覆すことはもちろん可能なので。それをチームとして掲げてましたが、失い方だったり、シュートまでいけないところが勝負を分けたかなと思います」と振り返った。

 サウジアラビアまで約700人のサポーターが集結し、背中を押してくれたものの、前回大会準優勝に終わった雪辱を果たすべくサウジアラビアに乗り込んだが、8強で敗退となった。松原は「日本から遠いサウジアラビアの地までたくさんのサポーターが駆けつけてくださって、来られない方もテレビの前で応援してくださる方がたくさんいて、その人たちの気持ちをもっともっと自分たちが背負わないといけないというのはありましたけど、全ては自分たちの力不足。サポーターの皆さんは声を枯らすまで、僕らに声援を送ってくださいましたし、どんな状況でも僕たちの背中を押してくれました。それを僕たちが体現出来なかった。力不足だと思います」と悔しさをにじませた。

スポーツ報知

「ミス」をもっと詳しく

「ミス」のニュース

「ミス」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ