仙台育英学園秀光ボーイズ、3月念願の初タイトル直後に新2年生が退団も、3年生9人で再出発…関東ボーイズリーグ大会
2025年4月27日(日)7時0分 スポーツ報知
3年生9人で戦ったが惜敗した秀光ナイン
◆メニコン杯第28回日本少年野球 関東ボーイズリーグ大会 ▽2回戦 藤岡ボーイズ(群馬)6—5仙台育英学園秀光ボーイズ(東北中央)(4月19日、群馬・神流川グラウンド)
中学生の部で東北・関東甲信越の177チームが参加する最大規模のトーナメントのメニコン杯第28回関東ボーイズリーグ大会の2回戦、3回戦が19、20日に行われた。3月の福島メセナカップ大会で優勝した仙台育英学園秀光ボーイズ(東北中央)は3年生9人で“再出発”も2回戦で藤岡ボーイズ(群馬)に惜敗した。
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仙台育英学園秀光は4点差の7回に渡部、宮野のタイムリーなどで1点差に迫るも敗れた。
3月の福島メセナカップ大会で初優勝も今大会は3年生9人だけ。入試の結果もあり入部希望の新入生が0人で、新2年生5人の処遇が浮上。昨年12月の1年生大会で岩手中部との合同チームで優勝も、学校が合同での活動を認めない方針を打ち出した。3年生が夏に引退すると、2年生の試合出場が不可能に。そのため、4月から転校しチームを移籍する手段がとられた。
齋夢海監督(28)は「3年生と最後までやりたいという声もありましたが、(移籍するなら)早いほうがいいと…」と苦渋の決断。杉崎主将も「(メセナは)1年生(現2年)を送り出すために優勝した」と語った。9人のため、左利きの佐々木が三塁手を務める事態も。佐々木は「任されたところでやるだけ」と軽快なグラブさばきを見せた。目標は夏の全国大会(選手権大会)出場。「9人がしっかりコミュニケーションを取ってやりたい」と杉崎主将。茨の道も9人の結束力で乗り切る。
【仙台育英学園秀光ボーイズ・登録メンバー】※は主将
▽3年生 ※杉崎斗俄、中村太樹、菊田球成、宗形遼馬、渡部瑛介、畠山心伴、佐々木士紗、宮野瑛心、高田一成