ドジャース先発陣に緊急事態、山本由伸&佐々木朗希のゆとりローテ再考の可能性も…過密日程で苦しい台所事情

2025年4月28日(月)9時18分 スポーツ報知

◆米大リーグ ドジャース9—2パイレーツ(27日、米カリフォルニア州ロサンゼルス=ドジャースタジアム)

 ドジャース・大谷翔平投手(30)が27日(日本時間28日)、本拠地・パイレーツ戦に「1番・指名打者」でフル出場し、4打数2安打1四球で、今季初となる2試合連続のマルチ安打をマークし、チームも逆転勝ちで2連勝となった。

 1回表に先発・グラスノーが2者連続弾を浴びて、2点を追う1回裏先頭で打席に立った大谷は、2球で追い込まれたがじっくりとボールを見極めて四球で出塁。一挙4得点を奪って逆転する口火を切った。2回1死一塁の2打席目には右翼線へ二塁打を放ち、7回1死走者なしの5打席目にも右前安打。6試合連続で本塁打こそ出なかったが、2戦連続のマルチ安打で打率は2割8分6厘となった。

 終わってみれば9—2と快勝だったドジャースだが、今後には不安を残す一戦となった。先発のグラスノーが右肩の違和感を訴えて2回に投球練習をした段階で緊急降板。前回登板の20日(同21日)の敵地・レンジャーズ戦でも5回途中3安打無失点ながら、右足のけいれんのため緊急降板しており、2登板連続でアクシデントによる緊急降板となった。

 昨季までも度重なる故障に悩まされてきたグラスノー。ロバーツ監督は、負傷者リスト(IL)入りさせる可能性を示唆した。ドジャースの先発投手では左腕のスネルがすでに左肩違和感で離脱中。4月は日程面で比較的余裕があったため山本、佐々木、グラスノー、メイ、スネルの5人を中心にローテを組んできたが、早くも2人が離脱。ゴンソリンにがローテ入りするめどがたっているとはいえ、5月2日(同3日)からは今季最長の10連戦が組まれており、その後も7月のオールスターまでは9連戦、6連戦、13連戦、10連戦、6連戦、9連戦、3連戦と過密日程になっており、グラスノーが離脱とならなかったとしても、ギリギリの状況だ。

 今季はここまで山本、佐々木は全登板が中6日以上。中4日がスタンダードなメジャーだが、“ゆとりローテ”で投げてきた。山本は昨季中4日がなく、佐々木も故障防止のために間隔をしっかりと管理して投げさせる方針だが、中5日での登板など、苦しい台所事情とあって、再考される可能性もありそうだ。

スポーツ報知

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