【中日】9連戦を白星スタート 涌井秀章が史上4人目の新人から21年連続白星
2025年4月29日(火)16時49分 スポーツ報知
2回2死一塁、小幡竜平の中飛を好捕した岡林勇希(1)とグラブタッチする涌井秀章 (カメラ・豊田 秀一)
◆JERAセ・リーグ 中日—阪神(29日・バンテリンドーム)
中日は投打がかみ合い、9連戦の初戦を制し、白星発進を決めた。
今季初先発となった涌井秀章投手が、6回4安打1失点で、今季初白星をマーク。NPBでは史上4人目となる新人から21年連続勝利を記録した。140キロ後半の直球に、スライダーやカーブなど多彩な変化球を交えながら、打者を翻弄(ほんろう)。1点リードの4回1死で、佐藤輝に9号の右越えソロを被弾したが、最少失点に抑えた。
粘投を続けるベテラン右腕を打線も援護。2回に、細川が2号ソロで先取点を呼び込むと、同点に追いつかれた直後の5回には、板山が阪神・才木の150キロ直球を引っ張り、右翼線への適時二塁打で勝ち越した。この一打が打線を勢いづけると、上林が中前適時打で続き、さらに2点を追加した。
以降は、7回を清水、8回を斎藤、9回を松山が無失点で抑えて、試合を締めくくった。