サイ・ヤング賞2度のレンジャーズ・デグロムが737日ぶりの白星 今季6度目先発で6回7奪三振無失点
2025年4月30日(水)12時43分 スポーツニッポン
◇ア・リーグ レンジャーズ 15—2アスレチックス(2025年4月29日 テキサス州アーリントン)
過去サイ・ヤング賞に2度輝いたレンジャーズのジェイコブ・デグロム投手(36)が約2年、737日ぶりの白星を挙げた。
29日(日本時間30日)、本拠グローブライフ・フィールドで行われたアスレチックス戦に先発。6回を4安打7三振無失点と好投し、チームも15—2と大勝して今季6度目の先発で初勝利を挙げた。初回に2番・ルーカーに右前打を許したものの、3番・ソダーストロムを遊ゴロ併殺。2回に先頭打者を出すと3者連続三振、最後の6回も連続三振とギアを上げて締めくくった。
デグロムは23年4月23日のアスレチックス戦で最後の白星をマークした後、2度目のトミー・ジョン手術を受けて長期離脱。昨年9月24日のマリナーズ戦で504日ぶりの復帰を果たしていた。
今季5試合の先発(27イニング)での援護点はわずか計9点。チーム打率.224の打線が後押しできずに勝利から見放され、山本由伸と投げ合った18日のドジャース戦も7回1失点と好投しながら、エドマンの先頭打者本塁打1本に泣いていた。この日は打線が18安打と爆発。デグロムもわずか65球で6回を投げきり、7奪三振は今季自己最多だった。「たとえ大量得点を挙げたとしても、常に目標はゼロに抑えてダッグアウトに戻ること。どんな試合でもそこを変えることはない」とベテランらしく語った。