【巨人】大勢が今季初の回またぎで3勝目「この試合にかけてる思いを感じた」
2025年4月29日(火)21時21分 スポーツ報知
12回、回またぎで力投する大勢(カメラ・今成 良輔)
◆JERA セ・リーグ 巨人4x—3広島=延長12回=(29日・東京ドーム)
巨人の大勢投手が今季初の回またぎで2回33球を投げて1安打無失点で今季3勝目をつかんだ。
同点の延長11回からマウンドへ。最速158キロを計測しながら、中村奨、二俣、小園と3者連続三振。
ベンチでは阿部監督に続投を伝えられ「もちろんです」と同点のまま迎えた12回もマウンドへ。4番・末包の中前への当たりを中堅・増田大がダイビングしながら好捕してアウト。大勢も拍手を送った。続く野間は遊飛。菊池には左前安打を許したが、最後は矢野を二ゴロに仕留めて、笑顔をこぼした。
大勢は今季初の回またぎについて「やっぱりこの試合にかけてる思いっていうのをすごい感じたので、監督がそういう采配をされてるってことは本当にこの試合にかけてるんだなって思いましたしこの1試合の重みを、改めて感じました」と思いを口にした。
これでリリーフながらチームでは山崎伊織投手に並ぶ3勝目をマーク。うれしそうに笑いながら「僕が先発陣を引っ張っていく気持ちで、明日から練習に取り組んでいきたいと思います。明日はライバルも伊織さんが4勝目をかけて投げるのでしっかり裏で応援しながら切磋琢磨してやっていきたいです」とおどけた。
さらにこの日はバックネット裏に岸田元首相が観戦に訪れていた。報道陣からそのことを伝え聞くと「僕は3勝目に向かって必死に投げていたで・・・あいさつしに行ったほうがよかったですか?」とジョークで報道陣を笑わせた。
負けられない9連戦初戦にチーム一丸となってつかんだ勝利。「9連戦の頭でピッチャーいっぱい使って、それほど試合にかけてる、チームの想いが詰まっていると思いますし一人一人がそれを理解して投げた結果が勝利につながったんじゃないかと思います」と語った。