メッツのニモが記録的猛打 2発含む4安打で球団タイの1試合9打点 3イニングで記録はメジャー3人目
2025年4月29日(火)12時44分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ メッツ19—5ナショナルズ(2025年4月28日 ワシントン)
メッツの6番ブランドン・ニモ外野手(32)が記録的な猛打爆発でチームを大勝に導いた。
ナショナルズ戦で6打数4安打。2本塁打を放ち、08年のカルロス・デルガドに並ぶ球団タイ記録の1試合9打点をマークした。
それも、わずか3イニングでその数字を稼いだのだから驚きだ。
まずは3—0の6回。1死二、三塁で中堅へ今季5号3ランを放った。
続く7回には1死満塁で右中間に2打席連発の6号グランドスラム。この時点で7打点となった。
最後は8回。無死満塁での二塁打で2点をプラスした。
打点が公式記録となった1920年以降、3イニングで9打点以上を記録したのは99年のイバン・ロドリゲス(レンジャーズ)、02年のサミー・ソーサ(カブス)に続く3人目の快挙だ。
「私が最後に出塁して、一塁コーチのアントアン・リチャードソンが『9打点、これはキャリアハイだよね?』と言った時、『ああ、間違いなくそうだ』と答えた。この前のキャリアハイは5打点くらいだったと思う。あれも素晴らしい日だったけど、今日も楽しかった」とニモ。
試合前の時点で打率・192。なかなか調子が上がらなかったが、記録的大爆発にカルロス・メンドサ監督も「誰もが知っているニモの姿が見えてきた」とにんまり。地区首位と好調なチームは連勝を4に伸ばした。