マクラーレンの1台がル・マンで特別リバリーに。一戦限りのチャリティカラーを公開
2025年4月30日(水)13時36分 AUTOSPORT web

WEC世界耐久選手権のLMGT3クラスに参戦しているユナイテッド・オートスポーツとマクラーレンが、6月に行われるル・マン24時間レースで使用する特別なカラーリングを発表した。
ジェームス・コッティンガム、セバスチャン・バウド、グレゴワール・ソーシーの3人がドライブする59号車マクラーレン720S GT3エボには、チームのトレードマークであるブラックとパパイヤオレンジに加え、イエローとパープル、さらにブルーが追加されている。
このスペシャル・リバリーは髄膜炎撲滅の啓発を目的としたものであり、フランスのヘルスケア・製薬会社サノフィ、慈善団体である髄膜炎研究財団、そして髄膜炎に罹患したパラアスリートたちが共同で作成した“髄膜炎フラッグ”を表している。
ル・マン24時間レースでのタイアップは、2022年に始まったサノフィとマクラーレン・レーシングの既存のパートナーシップの一環として行われる。
「ル・マンは、髄膜炎との戦いと同じように、究極の時間との闘いだ」と語るのは、サノフィのワクチン担当エグゼクティブ・バイスプレジデントのトーマス・トリオンフ氏。
「サノフィでは、科学が私たちの原動力であり、パートナーシップが私たちの燃料であり、そして啓発活動がゴールだと信じている」
「髄膜炎フラッグを世界の舞台に掲げることは、単に彼らのクルマを支援するだけでなく、ムーブメントを支援することでもある。一秒一秒が大切なとき、私たちは命のためにレースを選ぶためだ」
マシンに加え、コッティンガム、バウド、ソーシーがル・マン24時間の第93回大会で着用するレーシングスーツにも、“髄膜炎フラッグ”のカラーがあしらわれる予定だ。
マクラーレン・レーシングのチーフ・マーケティング・オフィサーであるルイーズ・マキュアンは、「1995年のマクラーレンの歴史的な勝利から30周年を迎え、公式パートナーであるサノフィと緊密に協力し、このエキサイティングなキャンペーンをサポートできることを誇りに思います」と語った。
「この素晴らしい活動を支援するため、59号車が象徴的なル・マン・サーキットを走る姿を見るのが待ちきれません」