「状況は非常に明確」マクラーレン代表はペナルティ裁定に納得。一方不満のレッドブルは証拠画像を提出

2025年4月23日(水)7時0分 AUTOSPORT web


 マクラーレンのオスカー・ピアストリとチーム代表アンドレア・ステラは、レッドブルのマックス・フェルスタッペンがF1第5戦サウジアラビアGPのスタート直後にコースの最初のシケインをショートカットし、ターン2を抜ける際にピアストリより前に出た件について、サウジアラビアGPのスチュワードがフェルスタッペンにタイムペナルティを科す決定を下したことを断固として擁護した。


 レッドブルは裁定に対して公然と疑問を呈し、レッドブルのクリスチャン・ホーナー代表はこの決定について「非常に厳しい」と述べて、ターン1に進入する際にフェルスタッペンがライバルよりわずかにリードしているように見える瞬間の静止画を提出した。これに対しピアストリ自身は、「一度インに入ったら、ターン1を2番手で抜けることはできなかった」と明言した。




2025年F1第5戦サウジアラビアGP スタート直後、コーナーをカットするマックス・フェルスタッペン(レッドブル)

 レースウイナーのピアストリはその後、「スチュワードが介入しなければならなかった」と説明し、「僕は十分に前に出ていたので、最終的にレースに勝つことができた」と述べた。


「素晴らしいスタートを切り、マックスの横に並んだ。そしてその時点から、かなり遅くブレーキをかけなければならないことがはっきりしていたが、同時にコーナーを曲がるのに十分な幅があることも認識していた」


「僕たちはふたりとも、ブレーキを非常に遅くかけた。僕はコース上に留まりながら、できるだけ遅くブレーキをかけた。そして、状況はあのように展開し、対処されるべきだったと僕は思う」








 チーム代表のアンドレア・ステラは、当然ながらドライバーの味方であり、次のように説明した。


「公平に言えば、第1コーナーでは非常に接近した状況だったが、これはわずかな差で決まるビジネスだ。そして今回、オスカーはグリッドから素晴らしいスタートを切り、マックスよりわずかに前のイン側にマシンを持っていき、トラックリミット内に維持することができたおかげで、コーナーへの進入権を獲得した」


「あのような状況では、コース外でオーバーテイクすることはできないので、状況は非常に明らかだと思う」


「バーレーンで、ランド(・ノリス)が(フェラーリのルイス・)ハミルトンをコース外でオーバーテイクしたことに我々が気づいた一件が思い出されるかもしれない。そして、たとえハミルトンが我々をコースアウトさせたとしても、我々はドライバーにポジションを譲るよう指示するだけでよかったのだ」


「これは明確なケースであり、論争を巻き起こすべきではないと思う。むしろ、私はこの機会を利用して、オスカーがいかに素晴らしいレースをしているかを強調したい。彼はクリーンでタフなレーサーであり、非常に正確だ」



2025年F1第5戦サウジアラビアGP 今シーズン3勝目を挙げたオスカー・ピアストリ(マクラーレン)

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