レッドブルのフェルスタッペンに「産休・育休」取得の可能性浮上 同僚の角田裕毅が代理エースとなるかも

2025年4月20日(日)5時40分 ココカラネクスト

フェルスタッペンの動向次第で角田の立ち位置も変わりそうだ(C)Getty Images

 レッドブルの王者マックス・フェルスタッペンが5月に“パパ”になるのに伴い、今後はどこかのタイミングで1年間にわたって産休と育休を取る可能性が出てきた。英紙『The SUN』など英メディアが伝えた。

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 元F1王者、ネルソン・ピケ氏を父に持つ交際相手のケリー・ピケさんが昨年12月に妊娠したことが公表されており、出産予定日は5月6日。第6戦マイアミGP(5月4日決勝)と第7戦エミリアロマーニャGP(5月18日決勝)の間で出産には立ち会えそうだが、問題はその後だ。

 第3戦日本GP(6日決勝)で今季初優勝を果たしたとはいいながら第4戦バーレーンGPでは優勝戦線に絡むことができず6位。予想外の苦戦にフラストレーションがかなりたまっていると言われており、新レギュレーションとなる2026年に向けてもパワーユニットが実質的には自社製作で、戦闘能力は未知数。不振をかこち優勝争いすらできない恐れもある。そこで考えられるのが産休、育休の取得だ。

 ネックになっているのはレッドブルと交わした選手契約の期間が2028年まであること。同紙によると、マクラーレンのランド・ノリスは「彼は永遠に記憶に残るためにF1にいるわけではない。レースに出て、優勝して、家に戻る。それだけ。マックスは何でも好き勝手にできる」とし、2026年を“育休”に充て、家族と触れ合う時間を作ることも考えられる。もちろんその裏には戦闘能力の低いマシンで走って平凡な成績に終わりたくないという思いがあるといえる。

 契約書で産休、育休の取り決めがなされているかは不明だが、F1に公式の制度はない。昨季最終戦のアブダビGPのレース後にはフェルスタッペンが交際相手のケリーの懐妊を発表した際には、点数がかさめばレース出場停止となるペナルティーポイントのことにも振れ、第1子の誕生に合わせて累積点数が12ポイントに達し、出場停止処分を通告されたらどのように対応するか報道陣から尋ねられたところ「確実に受ける」と冗談交じりに語ったほどだ。

 本人はかつてチーム内で露見したクリスチャン・ホーナー代表の女性従業員に対するセクハラ疑惑から首脳陣に不信感を抱いているとされ、あわよくばホンダの新たな提携先となるアストンマーティンや、メルセデスへの移籍を望んでいるという。

 フェルスタッペンが不在となれば、クローズアップされるのはレッドブルのセカンドドライバーとなった角田裕毅だ。代役としてエース格を手にすることもでき、あわよくば、フェルスタッペン寄りの特殊なセットアップのマシンを自分の好きなようにいじることもできる。角田にとってフェルスタッペンの育休は悪い話ではない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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