【巨人】広島に連勝!山崎伊織がセ・リーグ記録更新の開幕から35イニング連続無失点 増田陸が決勝打
2025年4月30日(水)20時38分 スポーツ報知
勝利しナインとタッチをする山崎伊織(カメラ・中島 傑)
◆JERA セ・リーグ 巨人2—0広島(30日・東京ドーム)
巨人の先発・山崎伊織投手が球団記録とセ・リーグ記録を更新する開幕から35イニング連続無失点の快投。7回まで投げ5安打無失点6奪三振、112球で降板し今季4勝目を挙げた。打線は広島の先発・大瀬良大地投手から6回に増田陸内野手がスタメン起用にこたえる2点二塁打を放ち、貴重な得点を挙げた。
開幕から28イニング連続無失点と球団記録に並んでいた山崎は1回、先頭の田村俊介外野手を中飛、矢野雅哉内野手には中前打されたが、小園海斗内野手を二ゴロ、末包昇大外野手は投飛に抑えた。1回を無失点に抑え、開幕から29イニング連続無失点で2007年に高橋尚成が記録した球団記録を更新。
打線は1回1死から若林楽人外野手が中前打で出塁し、二塁盗塁を決め1死二塁としたが、吉川尚輝内野手は中飛、岡本和真内野手も中飛に打ち取られ無得点。
山崎は2回、先頭の野間峻祥外野手に中前打、二塁盗塁を許し2死二塁と得点圏に走者を背負ったが、会沢翼捕手を空振り三振。3回は2死から矢野に四球を与えたが、盗塁失敗で無失点を続け、セ・リーグ記録に並ぶと、4回は1死から末包昇大外野手を振り逃げ(三振と暴投)で出塁させ、2死からファビアン外野手の中前打で一、三塁のピンチを迎えたが、菊池涼介内野手を右飛に打ち取り、セ・リーグ記録の1963年中井悦雄、23年村上頌樹の31イニングを更新する開幕から32イニング連続無失点をマークした。
打線は4回、先頭の吉川尚輝内野手が右前打で出塁。2死となってから甲斐拓也捕手が左前打でつないだが、増田陸内野手は空振り三振に倒れた。5回も先頭の萩尾匡也外野手が遊ゴロ悪送球で出塁したが、山崎が送りバント失敗するなど走者を進められず、無死一塁を生かせなかった。
巨人が6回にようやく先制点を挙げた。吉川が四球を選んで先頭で出塁。岡本、キャベッジ外野手が倒れ2死となってから甲斐が四球で歩き一、二塁となったところで、1年ぶりにスタメン起用の増田が左翼線二塁打を放ち、2人が生還。6回無失点と好投する先発・山崎伊織投手に2点をプレゼントした。
2点の援護をもらった山崎は、7回1死からファビアン外野手に中前打、菊池涼介内野手に左前打と連打を許し一、二塁とされたが、代打・坂倉将吾捕手、代打・堂林翔太内野手を連続で空振り三振に仕留め、ガッツポーズでほえた。
先発・山崎伊織投手コメント
「今年初めての対戦だったので、しっかり一週間準備して試合に臨みました。0−0で試合が進んでいたので、先に点数をあたえないように意識して投げました。陸が打ってくれたのでどうにかリードを守れるように投げました。甲斐さんが声をかけてくれながらジェスチャーでリードしてくれ何とか抑える事ができました」