巨人・田中将大、初回に日本で２度目の屈辱 ２、３回は意地の０封も２軍で出直しへ
2025年5月2日（金）5時40分 スポーツ報知
１回２死、野間（左）の中前打となる打球に飛びつく田中将大
◆ＪＥＲＡ セ・リーグ 巨人４×—３広島＝延長１２回＝（１日・東京ドーム）
日米通算１９９勝目はまたもお預けとなった。田中将は交代を告げられ、ベンチの奥で申し訳なさそうに頭を下げた。３回８安打３失点。中１３日で先発としての役目を果たせず、試合後に２軍降格が決まった。
２戦続けて出はなをくじかれた。初回２死から５連打で３失点。野手の間を抜けたのは全て、捕手の構えより内、高めに入った球だった。１イニング５者連続の被安打は１２年８月１９日の西武戦以来、１３年ぶりで日本では２度目だった。
２、３回は最速１４８キロの直球に６種の変化球を制球して無失点。２回６失点でＫＯされた４月１７日ＤｅＮＡ戦（東京Ｄ）は初回２失点の後に踏ん張れなかっただけに、意地で追加点は与えなかった。３回に代打を送られ、移籍後２勝目はならず「チームに迷惑をかける形でマウンドを降りてしまって悔しいです」と絞り出した。今後について、阿部監督は「そうなると思います」と２軍調整となることを明かした。再起をかけ、ファームで出直す。（堀内 啓太）
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