柔道五輪2連覇の永瀬貴規「落ち込んでいる暇はない」 選抜体重別の衝撃の敗戦以来の実戦となるGSへ気合

2025年5月2日(金)19時3分 スポーツ報知

柔道グランドスラム・カザフスタン大会出発前にオンラインで取材に応じる永瀬貴規

 昨夏パリ五輪の柔道男子81キロ級で2連覇を果たした永瀬貴規(旭化成)が2日、グランドスラム(GS)カザフスタン大会(9〜11日)を前にオンラインで取材に応じた。永瀬は4月上旬の全日本選抜体重別選手権でパリ五輪後初の実戦に臨んだが、初戦敗退。絞め技を受け、試合では初めてという失神の屈辱を味わった。日本選手に敗れるのは22年12月のGS東京大会以来だった。ただこれまでの実績が評価され、6月の世界選手権(ハンガリー・ブダペスト)の代表に選出された。

 選抜体重別は衝撃の敗戦だったが、永瀬は「久しぶりの大会でふがいない結果には終わってしまったんですが、それでも世界(選手権の)代表に選んでいただいたので、しっかり期待に応えられるように、気持ちを切り替えてやっていかないと、という思いにさせてもらったので。しっかり期待に応えられるように選抜以降は過ごしてきました。落ち込んでいる暇というか、悩んでいる暇はないので、しっかり前を向いてと自分に言い聞かせてやっています」と心境を明かした。

 GSカザフスタン出場については「試合がある方が緊張感も持続できると思いますので。稽古で試合を想定してというか、波のある試合展開を意識しながら稽古して取り組んできました。試合を重ねて、試合勘であったり、選抜からの反省だったり。いい状態で世界選手権を迎えるためには、実際に普段の稽古だけでなく、こういった大会でまた得られることがあると思います。そこで見つかった課題、手応えなども得たいと思っていましたので、出場することにしました」と語った。

 コンディションについては「大きなけがもなく、体の状態もそこまで悪くない状態です」と語り、「1か月後に世界選手権を控えていますし、久しぶりの国際大会で外国人選手と組み合って、選抜(体重別)ではあまりいい柔道ができませんでしたし、この大会でしっかりと手応えを得て、世界選手権につなげれるような大会にしたいと思っています」とGSカザフスタン、そしてその先の世界選手権を見据えた。

スポーツ報知

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