「伝説を残すためだ。金のためじゃない」カルデナスが打倒モンスターに意欲 井上尚弥との大一番は「失うものが何もない。得るものばかりだ」

2025年5月3日(土)11時30分 ココカラネクスト

カルデナスはこのビッグチャンスに人生を懸けている提供:Prime Video ©NAOKI FUKUDA

 ビッグマッチを前に挑戦者の鼻息が荒い。

 来る現地時間5月4日(日本時間5日)、ボクシング界に数々の金字塔を打ち立ててきた世界スーパーバンタム級4団体統一王者の井上尚弥(大橋)は、米ラスベガス・T-モバイルアリーナでWBA同級1位ラモン・カルデナス(米国)との防衛戦に臨む。注目度が高いこの大一番に向けては、対戦相手も並々ならぬ闘志を燃やしている。

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 29戦29勝(26KO)の無敗街道を突き進んできた井上に対し、カルデナスのプロ戦績は、27戦26勝(14KO)1敗。決戦の日は、ボクシング界屈指のビッグマッチが組まれるメキシコの記念日「シンコ・デ・マヨ」ウィークでもあり、国際的な注目度が桁違いだ。この舞台には、29歳のメキシコ系アメリカ人も興奮を隠せない。

 井上をプロモートする米興行大手『Top Rank』によれば、公開練習後のインタビューに応じたカルデナスは、「ボクシング界にとって歴史的な1週間だ。看板で自分の名前を見るのが幸せ」とコメント。「全力を尽くす。これは私にとって夢のようなものだ。夢を最後までやり遂げなければならない」と強い覚悟をにじませている。

 下馬評で「井上優位」といった見方が大半の中、「失うものが何もなく、得るものばかりだ。プレッシャーもないし、ファンに素晴らしいショーを見せたい」と意気込んだカルデナス。「金のためじゃない。歴史を残すためにいるんだ」と続け、「世界チャンピオンになれば、誰もそれを奪うことはできない」と気持ちを高ぶらせていた。

 衝撃的な番狂わせを起こすか、それとも下馬評通りの結末か——。二人の熱いファイトに注目が集まる。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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