「ちょっと待って、本当にまだ20歳?」完封バウアーも大絶賛 爆肩も話題のDeNAのトッププロスペクト 「配球だけでなく、ブロッキング、盗塁も刺してくれた」

2025年5月3日(土)18時55分 ココカラネクスト

松尾はバウアーをしっかりリードした(C)産経新聞社

 DeNAは3日の巨人戦(横浜)に1−0と完封勝利。今季2度目の対戦となったトレバー・バウアーが9回122球6安打無失点の力投で日本球界で初の完封勝利を飾った。

【動画】バウアーが日本球界、初完封!圧巻の9回122球の力投シーン

 スライド登板となったバウアーは序盤から気合の入った姿を見せると、安定感あるピッチングで無失点投球を続ける。

 6回には無死二塁のピンチを迎えるも相手先発の赤星優志に犠打をさせず、泉口友汰、トレイ・キャベッジを打ち取り、ここも無失点に切り抜ける。

 またこの試合で存在感を発揮したのはバッテリーを組んだ松尾汐恩にもある。

 プロ3年目、若干20歳の松尾は先発マスクをかぶり、初回無死一塁の場面で泉口の二盗、4回一死一塁からもキャベッジの二盗を刺した。さらに7回一死一塁の場面でも一走の相手主砲、岡本和真を三振ゲッツーで刺すなど、この日は3度、巨人の二盗を阻止した。前回の巨人との対戦では足攻めでバウアーは投球リズムを崩したこともあったが、この日は松尾の強肩もチームの勝利に大きく貢献した。

 打撃も魅せた。1打席、2打席目ともに内野安打をマークすると、0−0で迎えた8回一死一、三塁の場面では特大の左犠飛を決め、これが決勝点に。バッテリーを組むバウアーを援護してみせた。

 大阪桐蔭時代、甲子園で通算5本塁打をマークした強打も健在。「打てる捕手」としてチームを支えた。

 バウアーとともにお立ち台に立った松尾は「本当に嬉しいです、しっかり2人で試合を作れたことが嬉しかったです」と喜びをにじませた。

 日本でのプロ初完封をお膳立てした若き捕手にはバウアーも「シオンは素晴らしい選手」と絶賛。「配球だけではなく、ブロッキング、盗塁も刺してくれた」と捕手としてパーフェクトだったと称賛の言葉を惜しまなかった。

 松尾の攻守にわたっての貢献にはファンの間でも「ちょっと待って、本当にまだ20歳?」「まごうことなきトッププロスペクト」「強肩、えぐい」など、大きく関心が集まっている。

 すでに打撃では存在感を示していた松尾が捕手としてしっかり育っていけば、日本一連覇を目指すDeNAにとっても大きな財産となる。今後のパフォーマンスも引き続き、注目を集めそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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