もうワケわからん! タイガース左腕、“最後の1球”で165キロ「エグすぎ」「狂ってるw」13K完封… 世界最強スクーバル、9回94球目に衝撃スピード
2025年5月27日(火)12時0分 ABEMA TIMES

【MLB】タイガース-ガーディアンズ(5月25日・日本時間5月26日)
5月25日(日本時間5月26日)に行われたデトロイト・タイガース対クリーブランド・ガーディアンズの一戦で、“世界No.1左腕”として知られるタイガースのエース、タリック・スクーバルが投じた“最後の1球”が、話題となっている。
この日、先発のマウンドに上ったスクーバルは、初回から2つの三振を奪う上々の滑り出しを見せると、9回までガーディアンズ打線を2安打無得点に抑える好投で、一分の隙も見せずにそのまま9回2死走者なしの場面に。この場面で打席に立った2番のガブリエル・アリアスに対しスクーバルは、初球、内角高めに大きく外した160km/hのシンカーで空振りを奪うと、続く2球目は外角やや低めの絶妙なコースへと球速差のある144km/hのチェンジアップを投げ込み、空振りに。簡単にアリアスをカウント0-2と追い込むと、勝負の3球目は内角の膝元を突く剛速球。これを打ちに行ったアリアスであったものの、振り出したバットはボールの軌道から大きく外れ、“かすりもしない空振り”に。これであっけなく試合終了、見事な2安打完封となったスクーバルであったが、実はこの最後の1球はこの日の最速となる165.1km/h(102.6マイル)をマーク。しかも13奪三振をマークしながら94球という、まさに“世界最強左腕”の名に恥じない完璧すぎる完封勝利となった。試合終了直前まで165km/hを超える剛速球を投げ込むことができる身体の強靭さに加え、100球以下の球数で13三振を奪うというその投球スタイルに、日米ファンからは「ファッ?w」「エグすぎ」「狂ってるw」「最後が165キロってw」「ここまでスゴいと意味わかんねえw」「相手チームは運が悪いとしか」といった様々な反響が巻き起こることに。
2018年のMLBドラフトでは9巡目(全体255位)での指名と、プロ入り前はそこまで注目の存在ではなかったものの、ルーキーではなかったものの、2020年のメジャーデビュー以来、着々とその投球を磨き、昨季は18勝4敗(勝率.818)、228奪三振、防御率2.39をマーク。最多勝・最優秀防御率・最多奪三振の投手三冠に加え、満票でサイ・ヤング賞を獲得したスクーバル。今季もここまで上々の投球を見せているだけに、やがてシーズン終盤にかけてのタイトル争いで、再びその名を轟かせることとなりそうな気配だ。(ABEMA『SPORTSチャンネル』)