「暗いニュースが多い新日本プロレス…吹き飛ばす熱い試合をする」IWGP世界王者・後藤洋央紀、カラム・ニューマンとのV5戦に誓う…5・4福岡全対戦カード
2025年5月3日(土)9時50分 スポーツ報知
公開調印式を行った後藤洋央紀(左)とカラム・ニューマン(写真提供・新日本プロレス)
新日本プロレスは2日、福岡市の「レソラ天神」5F レソラホールで4日の「レスリングどんたく 2025」(福岡国際センター)で対戦するIWGP世界ヘビー級王者・後藤洋央紀選手と挑戦者・カラム・ニューマンの公開調印式を行った。
最高峰へ初挑戦となるニューマンは「俺はいままで一番若い世代として、みんなから十分な信頼を得られず、みんなから自信を無くすようなことを散々言われてきた。ここに座っているゴトーはそれとは違って、俺の目から見ると、随分甘やかされてきたように見える。お前は新日本以外での闘い方を知らないし、インディーと呼ばれるような団体でリングに上がったこともない。リングに上がってギャラが支払うまでいくらもらえるか、明日の俺の食事は自分で買うことができるのか、お前はそんな心配をしたことがないだろ? 自分の試合のために5時間かけて運転して試合に出たことがあるか? お前は家族のためにそんなことをしたことがないだろ? 毎試合、毎試合、会社が用意してくれるバスに乗ってホテルに泊まって、俺はそんなことをしてきたことがない」と明かした。
さらに「ようやくチャンスに巡り合えた新日本で『G1』などに出ることができたが、それでもお前らの反応はいつも俺をまったく信用しようとしてこなかったな。俺が何を成し遂げても、お前らは俺のことを信じようとしなかった。ただゴトー、2日後、お前が対戦する俺は、いままでお前が対戦してきたどの選手とも違う。俺は最も若く、最も素早く、最も力強く、誰よりも優れている。お前がいままで対戦してきた相手は、俺の倍以上のキャリアがあるにも関わらず、俺の半分以下のことしかやってこなかっただろ。俺は俺自身の力を誰よりも信じているし、お前の後藤革命が続くのもあと2日。2日後にお前の革命は終わる。そして俺が新日本プロレス、UNITED EMPIREを引っ張っていく。チャンピオンになった暁にはフクオカの街を楽しもうと思うよ」と宣言した。
5度目の防衛戦となる後藤は「今シリーズ、ずっと彼と闘ってきて、彼は若さだけではない。強い気持ちを持った選手だということがわかりました。でも、今ここでこのベルトを渡すわけにはいきません。俺もこのベルトを獲るのに、22年かかっているんです」と誓い「最近、暗いニュースが多い新日本プロレスですが、そんな暗いニュースを吹き飛ばすぐらいの熱い試合をして、最多防衛記録更新という快挙を成し遂げたいと思います。後藤革命はまだまだ終わらない。後藤革命についてきてください」と防衛を宣言した。
5・4福岡大会で内藤哲也、BUSHIが退団。昨年のオカダ・カズチカに続いて、いままで新日本を引っ張ってきたビッグネームが退団する中で「チャンピオンとしてどういう形で団体を引っ張っていきたいですか?」と聞かれ後藤は「選手の退団っていうことで、やっぱりファンの皆様には大きな心配をお掛けしてると思うんです。それを払拭できるのは、やっぱり試合で凄いものを見せる。それが一番だと思います。俺はチャンピオンとして、『新日本プロレス、まだまだ大丈夫だ』というものを、試合で皆様にお見せしたいと思います」と誓った。
◆5・4福岡国際センター大会全対戦カード
▼第1試合 20分1本勝負
ばってん×ぶらぶら、めんたい☆キッド vs 外道、石森太二
▼第2試合 20分1本勝負
マスター・ワト、YOSHI—HASHI vs ジェイコブ・オースティン・ヤング、グレート—O—カーン
▼第3試合 スターダム提供試合
コグマ、葉月、舞華 vs 水森由菜、AZM、スターライト・キッド
▼第4試合 30分1本勝負
ボルチン・オレッグ、エル・ファンタズモ vs ロッキー・ロメロ、KONOSUKE TAKESHITA
▼第5試合 30分1本勝負
TAJIRI、筑前りょう太、YOH、矢野通、棚橋弘至 vs ハートリー・ジャクソン、藤田晃生、ロビー・イーグルス、大岩陵平、ザック・セイバーJr.
▼第6試合 30分1本勝負
TAKAみちのく、タイチ、石井智宏、海野翔太 vs BUSHI、高橋ヒロム、内藤哲也、鷹木信悟
▼IWGP GLOBALヘビー級選手権試合 60分1本勝負
王者・辻陽太 vs 挑戦者・上村優也
▼IWGP世界ヘビー級選手権試合 60分1本勝負
王者・後藤洋央紀 vs 挑戦者・カラム・ニューマン