川崎F伊藤達哉の発言が中東メディアで変化?ACLE準決勝ゴラッソで注目
2025年5月4日(日)15時0分 FOOTBALL TRIBE

J1川崎フロンターレが、AFCアジアチャンピオンズリーグエリート(ACLE)準決勝でアル・ナスルを3-2で下し決勝進出を決め、5月4日の決勝でアルアハリ・サウジに0-2で敗れ準優勝となった。
1日の準決勝は、FWクリスティアーノ・ロナウドやFWサディオ・マネらスター選手が集うサウジアラビアの強豪に対し、Jリーグクラブが見事な勝利を収めた一戦に。その試合で先発フル出場を果たし、前半10分に見事なボレーを叩きこんだ川崎のFW伊藤達哉の発言が、中東最大手メディア『アルジャジーラ』で注目を集めた。
同メディアは、伊藤が「アル・ナスルにはC・ロナウド、マネなど大物選手がいて、試合中に彼らと対峙するのが難しい瞬間もあった」「ピッチに出る前、彼らが私の隣にいた。まるでテレビゲームのような感覚だった」と語ったと報じた。
しかし、対象となる伊藤の公式サイトでの試合後コメントはニュアンスが異なり、「自分がテレビで観ていたスター選手たちがいるチームが相手で不思議な感覚ではあった」と、より控えめな表現となっている。
準決勝の試合は川崎の伊藤の先制点に対し、マネが28分に同点ゴールを挙げる展開となった。しかし再び伊藤の活躍で41分にMF大関友翔が勝ち越し点を決め、さらに76分にはMF家長昭博が追加点、終了間際の87分にMFアイマン・ヤヒヤに1点を返されたが、見事に逃げ切り3-2という結果に終わった。
公式サイトで伊藤は「相手には強力な選手がいるので、ボールを握ってカウンターを食らうよりは少ない枚数でリスク管理をしながら攻めるのを意識していた」と戦術的側面にも言及。「自分たちのよさであるチームで規律をもって戦う、粘り強く戦うという部分はこういう相手にも通用するんだな」と、日本サッカーの強みを強調した。