【プロボクシング】マルティネスがマスク着用で来日 井岡戦へインフル対策万全をアピール

2025年5月4日(日)17時50分 スポーツニッポン

 ◇WBA世界スーパーフライ級タイトルマッチ 王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)《12回戦》同級6位・井岡一翔(志成)(2025年5月11日 東京・大田区総合体育館)

 王者マルティネス(33)は、青いマスク着用で羽田空港の到着ロビーに現れた。「前回の経験から学んだ。マスクをしてきたし、手も清潔にしている。あらゆることに注意を払っている」。表情を引き締め、同じ過ちは犯さない覚悟を、本気でにじませた。

 昨年末の苦い思いが相当、こたえたようだ。大みそかに防衛戦が予定されていたが、マルティネスは来日後にインフルエンザに感染し、試合をキャンセルした。約5カ月後にダイレクトで組まれた同一カード。「前回は寒かったし、風邪も流行っていた。このまま体調を維持して試合を迎えたい」と、大真面目に話した。

 ただ、井岡戦の話になると、強気な言葉が復活した。「(井岡から王座を奪取した)昨年7月より、自分は強い。タイトルは持って帰る。井岡をKOする」とKOによる初防衛を宣言。来日前には米ラスベガスで3週間、スパーリングをこなしてきた。「よい状態に仕上がった」と自信を話した。

 そのラスベガスでは、試合を控える井上尚弥(大橋)と会うことはできなかったというが、「将来は試合で顔を合わせるかもしれない」と、対戦の希望もある。それでも「今回はこの試合に集中している」と話したマルティネスは、最後に再び「体に気をつけて試合を迎えたい」と表情を引き締めていた。

スポーツニッポン

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