巨人・戸郷翔征“4度目の正直”ならず、228日ぶり今季初白星逃す 今季最長6回も3失点で降板
2025年5月5日(月)19時53分 スポーツニッポン
◇セ・リーグ 巨人—阪神(2025年5月5日 東京D)
巨人の戸郷翔征投手(25)が5日に出場選手登録され、同日の阪神戦(東京D)で今季4度目の先発登板。先制してもらった直後の4回に一発を浴びて追いつかれると、6回に勝ち越しを許して6回5安打3失点(自責2)で降板し、昨年9月19日のDeNA戦(東京D)以来228日ぶりとなる今季初勝利を手にすることはできなかった。
無念の降板となった。4回途中10安打10失点(自責9)でKOされた4月11日の広島戦(東京D)以来となる1軍マウンド。これまでの3試合はソフトバンクからFA加入した甲斐拓也捕手(32)とのバッテリーだったが、この日は昨季までの相棒・大城卓三捕手(32)と今季初めてのトゴタクバッテリーで試合に臨んだ。
これまでの3試合で計238球を投げ、最速は149キロ。だが、この日は初回、1番・近本への初球が151キロを計測するなど、初回から最速152キロ。序盤から150キロ超を連発し、3回まで無安打無失点と最高の立ち上がりを見せた。
だが、味方打線が3回に若林の犠飛で1点先制した直後の4回、2死から森下に真ん中付近へ入った150キロ直球を左翼スタンド中段に叩き込まれて同点の4号ソロとされると、1—1のまま迎えた6回には3連打に味方の失策も絡んで2失点。この回を投げ切って降板となった。
投球内容は6回で打者23人に対して82球を投げ、5安打3失点(自責2)。5三振を奪い、与えた四球は1つ、直球の最速は152キロだった。
2年連続で開幕投手を務めた戸郷だが、開幕から3戦未勝利の0勝2敗&防御率11.12という大不振で、4月12日に出場選手登録抹消となった。
前回1軍で登板した4月11日の広島戦(東京D)では2回に3失点して逆転を許すと、4回には一挙7失点。3回1/3で106球を投げ、10安打10失点(自責9)でKOされた。25歳のバースデー登板だった同4日の阪神戦(東京D)では3回7安打3失点で敗戦投手となっていた。
▼戸郷 先制点をもらいながら、粘りきれずにチームに申し訳ないです。次はなんとかチームに貢献できるようにやっていきます。