大谷翔平 6日に「50―50」以来228日ぶりマイアミ凱旋 7日だるまユニ配布“ジャパニーズ・デー”

2025年5月5日(月)15時30分 スポーツニッポン

 大谷がマイアミに帰ってくる。ドジャースは5月5〜7日(日本時間6〜8日)に敵地マイアミのローンデポ・パークでマーリンズ3連戦を戦う。

 大谷にとって、前人未到の「50—50(50本塁打、50盗塁)※実際には51本塁打、51盗塁に到達」を達成した昨年9月19日の同戦以来、228日ぶりとなるローンデポ・パークでの3連戦。偉業を達成した19日は6打数6安打、3本塁打、10打点で“大谷史上最高の試合”とも称され、当時の大谷も「これだけ打てたことは人生でもない。自分が一番びっくりしている。自分のプレーしてきた球場の中で好きな球場の一つになった」と語っており、大谷が228日ぶりにマイアミでどんなプレーを見せるか期待が集まる。

 注目はもう一つある。2戦目の6日は恒例の「ジャパニーズ・ヘリテージ・セレブレーション」と銘打たれた一戦を開催され、日本のファンが多く詰めかけることが予想されている。同日は“必勝祈願”のだるまがデザインされた観戦チケット付き記念ユニホームが1200枚限定で販売され、売り上げの一部が日系人の通うマイアミの補習校などに寄付される。同ユニホームは南フロリダ在住の書道家Kisen(紀泉)とマーリンズが共同でデザインを手がけた。

 試合前には米国人の父、日本人の母を持つ歌手Aishaによる歌唱パフォーマンスや在マイアミ日本国総領事の中野潤也氏による始球式が行われる。試合中は和太鼓や琴の演奏で盛り上げるという。実は大谷が「50—50」を達成した2日前の昨年9月17日も同イベントが行われ、マイアミを拠点の一つとして活動する歌手のナオト・インティライミが試合前に「君が代」を独唱。同日は大谷が48号本塁打を放ち、イベント自体も大いに盛り上がった。

 ローンデポ・パークといえば23年の第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本が3大会ぶりの優勝を飾った地としても知られ、来年3月の第6回大会でも日本が順当に1次ラウンドを突破すれば、準々決勝からの戦いの舞台となる。担当者も「来たるWBCのウォームアップとして、観客と選手とマイアミと日本をつなぐ“心からのおもてなし”の一夜をお届けします」とPRしている。

 大谷とマイアミは縁起が良い。23年のWBCで日本を世界一に導き、24年に「50—50」達成で伝説をつくった。今年はどんな夢がみられるのか。目が離せない3連戦となりそうだ。(記者コラム・柳原 直之)

スポーツニッポン

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