吉川尚輝が巨人の第92代4番打者に 全打順で先発経験はあの名外野手以来球団11人目

2025年5月8日(木)5時15分 スポーツ報知

4回無死、空振り三振に倒れた吉川尚輝(カメラ・小林 泰斗)

 巨人軍第92代4番打者に指名されたのは吉川だった。プロ9年目、通算768試合目にして初めての打順だったが、4打数無安打。“デビュー戦”では快音を響かせられず「次、神宮で打てるように頑張ります」と、言葉少なに球場を後にした。

 開幕から不動の3番としてけん引し、リーグ3位の打率3割1分1厘を残す背番号2は、これでプロで全打順での先発を経験。巨人では15年7月7日に4番で達成した亀井善行(現打撃コーチ)以来11人目となった。

 2回1死一、二塁の守りでは小幡の二ゴロを二塁へ悪送球し、山崎の開幕からの無失点記録が途切れた。名手の痛恨のプレーも全員でカバーし、チームは大きな1勝を挙げた。「みんなでより力を合わせて1試合1試合戦っていかないと」と話していた吉川が、岡本不在の間、先頭に立つ。(加藤 翔平)

スポーツ報知

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