【中日】大野雄大が6回無失点で今季初勝利「首の皮一枚という気持ち」昨年8月以来の白星
2025年5月8日(木)5時0分 スポーツ報知
中日・大野雄大
◆JERAセ・リーグ 中日2—1DeNA(7日・バンテリンドーム)
中日・大野が6回2安打無失点で今季初勝利を挙げた。中19日だった前回登板から一転し、中6日での好投。「一つ勝てば、気持ちも少し落ち着く。首の皮一枚という気持ちで、気を抜かずにやっていきたい」。巨人・坂本や田中将らと同じ“1988年世代”の36歳左腕は汗を拭った。
カットボールやスライダーで打者を翻弄(ほんろう)。下位打線の大貫、石上に安打を許したものの一度も二塁を踏ませず、打たせて取る投球でゼロを並べた。「散らばったことで、打者も打ちにくかったかな。緩急をつけた投球もできた」と、手応えを口にした。
4月30日の阪神戦(バンテリンD)では左足をつって6回途中降板。この1週間は治療に加えてランニングの量を増やし、昨年8月18日以来の勝ち星をつかんだ。チームの連敗は4でストップ。9連戦を5勝4敗と勝ち越し、井上監督は「けむたい感じで(次カード移動の)新幹線に乗るのは嫌。先制して、投手が粘る。うちらしい野球ができた」とうなずいた。(森下 知玲)