6回無失点で4勝目のメッツ・千賀滉大 ベースカバー忘れのミスを一塁手に謝罪「マウンド上で考えすぎた」
2025年5月8日(木)8時46分 スポーツニッポン
◇ナ・リーグ メッツ7—1ダイヤモンドバックス(2025年5月7日 フェニックス)
メッツの千賀滉大投手(32)が7日(日本時間8日)、敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発。6回で89球を投げ、2安打無失点、4三振、5四球と踏ん張り、今季4勝目を挙げた。防御率もドジャース・山本由伸に次ぐリーグ2位の1・16に浮上した。
序盤は制球に苦しんだが、初回、2回、3回といずれも味方の好守に助けられた。4回と5回は3者凡退。6回には一塁線への打球を一塁手のアロンソが横っ飛びで好捕したが、千賀が一塁ベースカバーに入らず、内野安打にしてしまうミスも。後続3人を抑えたが、ベンチに戻った千賀がアロンソに謝罪する一幕もあった。
千賀は試合後、地元中継局のインタビューで守備について聞かれると苦笑い。「見ての通りああいうミスをした。投げていて打たれることはあるにせよ、できることはどんな状態でもあると思う。マウンド上で考えすぎてできなかったという、なかなかない経験をしたと思うので、次からはしっかり準備していきたい」と反省を口にした。
制球が途中から良くなったことについては「あまりにもうまく扱えてなかったですし、うまくいかないパターンの時はこうした方がいいというのが自分の中にあるので、試合の中で試合をうまくつくる状態に持っていけた」と説明。修正したのはメカニクスの部分と認め、「マウンド上で何かあっても試合をつくらなきゃいけないというところは、経験してきた部分が大きいんじゃないか」と分析した。開幕から1カ月の総括を求められると「正直良いのか悪いのか、ハッキリとは答えられない状況ですけど、ケガせずにやっていく中で思ったよりも課題はたくさん出ているので、そこをつぶしていければまた良いパフォーマンスが出てくると思っている。自分を早く出せるようにやっていきたい」と語った。