大谷のホームラン 本塁生還時のある法則とは...
2025年5月10日(土)8時0分 スポーツニッポン
4月から野球担当デスクになった。これまでは現場に行って取材し、原稿を執筆するのが仕事だったが、今は現場から出てくる原稿をチェックし、手直しをして、数字やデータなど必要な要素を加えたりすることが主な業務になった。
送られてくる原稿の中には、当然、メジャーリーグも含まれる。だから、今まで以上に真剣に試合を見るようになった。ドジャースの大谷は3年連続の本塁打王へ向け、ここまで順調に本塁打を積み重ねている。
日本時間5月9日現在、11本塁打を放っている大谷だが、映像をチェックしていて、ある法則に気がついた。ホームランを放ってベースを一周し、最後にホームベースを踏む。その足は、決まって左——。何か深い意味はあるのか。それとも単なる偶然か。これまでは気にしていなかったから、それがルーティンなのかは分からないのだが…。
野球界は解析技術の発達で打球角度や速度、飛距離などが瞬時に計測される時代になった。記事にその要素が盛り込まれるのは当たり前になった。でも、そんな時代だからこそ、イチロー氏も言うように「データや数字に表れないものが大事」になってくると感じる。
国内プロ野球はもちろん、アマ野球、メジャーリーグ…。数字以外にも、ひそかな楽しみ方も見つけていきたい。
(記者コラム・川島 毅洋)